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イマドキの若者は内向きで草食なのか? > イマドキの若者は内向きで草食なのか? 02

恋愛しない若者?


概要:
少子化や消費の低迷など、現代日本が抱える問題の多くを今どきの若者が原因であると決めつける傾向が一部にあるが、データを精緻に見てみると決してそうではないことがわかる。確かに、今どきの若者は、バブル世代とも団塊世代とも違う特徴を持っているが、それを悪いこととして捉えるべきではない。現在は戦後の歴史の中でも最も幸せな時代であり、今どきの若者こそ戦後日本の最高傑作であると評する深澤真紀氏に今どきの若者との付き合い方を聞く。
今どきの若者は、恋愛やセックスに興味がないと言われるが、統計資料を精緻に読むと、決してそうではない。例えば、未婚者の性経験は、現在が最も高い。
若者の草食化が日本の少子化を招いたというような論もあるが、少子化は世界的な傾向であり、日本の若者が原因ではない。少子化は女性の社会進出に伴うインフラが整っていないことが原因であろう。
若者の飲酒や喫煙が減っているというデータがあるが、これは全般的な健康志向を反映したものであろう。
一部の若者のおかげで治安が悪化したという声もあるが、実際のデータでは、現代ほど若者の犯罪や交通事故が減っている時代はない。
現代の若者の最大の問題は自殺率の高さであろう。今どきの若者は、平和主義で人を傷つけることを嫌がり、競争を避けるので、バブル世代や団塊世代よりは、自殺率が高くなるのかも知れない。だから、若者には、世間から少々はみ出してもいい、負けても恥ずかしくないことを教えてやりたい。
古い世代は、新しいものが出た時には、それを恐れて否定する心性があるが、今どきの若者を否定ばかりするべきではない。「草食男子」や「負け犬」は、日本だけではなく、アジア全体で増えており、団塊の世代、バブル世代に続く第三の存在として認めるべきである。
今どきの若者は、憧れる対象を探している。だから、大人は、若者とコミュニケーションをとって、自分がその存在になればいい。若者が希望を持てないのは、希望となるべき大人がいないからである。
その上で、若者にチャンスを与え、うまく使っていこう。自分たちと価値観が違う者に雇用の機会を与えないのでは、社会の進歩はない。昭和時代の成功体験に縛られることなく、今どきの若者に任せ、自分たちが使われるような姿勢を持つことで、新しい価値が生まれるだろう。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 恋愛しない若者?
00: 00: 48 イマドキの若者は内向きで草食なのか?
00: 01: 16 ①若者は恋愛やセックスに興味がない?
00: 03: 48 表2-1 調査別にみた、未婚者の異性との交際の状況
00: 07: 20 表2-2 調査・年齢別にみた、未婚者の性経験の構成
00: 09: 44 ②若者のせいで少子化なのか?
00: 10: 17 第1-2-12図 主な国の合計特殊出生率の動き(欧米)
00: 11: 10 第1-2-13図 主な国・地域の合計特殊出生率の動き(アジア)
00: 19: 49 ③若者は酒やたばこに興味がない?
00: 27: 20 市場拡大に期待がかかるノンアルコールビール
00: 28: 19 ④最近の日本は怖い?
00: 29: 32 第1-29図 自動車(第1当事者)運転者の若者・高齢者別死亡事故発生件数の推移
00: 31: 03 日本の男性の年代別殺人者率
00: 36: 21 ⑤イマドキ若者とイマドキ日本の、何が問題か
00: 36: 51 第1-8図 平成10年の値を100とした年齢階級別の自殺死亡率の推移
00: 37: 23 第1-9表 平成22年における死因順位別に見た年齢階級・性別死亡数・死亡率・構成割合
00: 43: 12 ⑥イマドキの若者と、どうつきあうべきか
講師紹介: 深澤 真紀(ふかさわ まき)
タクト・プランニング代表取締役社長 早稲田大学第二文学部社会専修卒業・在学中に「私たちの就職手帖」副編集長を務める。幾つかの会社で編集者を務め、1998年、企画会社タクト・プランニングを設立。コラムニストとして、若者、女性、職、旅など様々なテーマの執筆、講演、テレビのコメンテーターを務める。

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  アシスタント:植村 智子

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