私が思いますには、「経営とは、まず自分を確立すること」ではないでしょ うか。 「自己」を確立し、そして「家庭」を確立し、そうすることで「会社」も確立し、それが引いては「国家」の繁栄へとつながります。単に、時流に乗っただけでは駄目であります。
また「チャンスを育てるか育てないか」で人生が変わってきます。どこが分岐点になるかを見極めることも大切なことです。
仏教の教えに「自灯明。法灯明」という言葉がありますが、「自分を磨くことが、真理につながることである」と自分は解釈しております。
「己れこそ己れのよるべ、己れをおきて誰によるべし、よく整えし己れにこ そ、まこと得難きよるべをぞ得ん」。これぞ「仏教の真理」であります。
私は、これまでの「仏壇業界」の、流通の既成概念を打ち破って成功してきました。数限られた大手の「仏壇屋」が支配していた業界でしたが、値段を下げ、地方とも直接売買の取引を始めたのです。当時、昭和45年頃ですが、130万円していた仏壇を、私共では、59万8000円で売り買いしたのです。品質も同じものです。そうすると私共にだけ、多くの注文が入るようになり、それを機に、「仏壇の工場・卸業」など、新ルートを築いていきました。普通は半年かかるところ、90日で収めたこともありました。以来 、国宝級の仕事も来るようになり、現在にいたっております。