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BPUプロフェッショナル系 Information Technology > シリコンバレーの企業に学ぶ新ビジネスモデル 06

シリコンバレーの企業に学ぶ新ビジネスモデル ~Unity Technologies~
ゲスト:大前広樹氏(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社 日本担当部長)


概要:
常にIT時代の最先端を走り、成長を続けるシリコンバレー。この地で活躍するベンチャー企業から最新動向を学び、日本企業がどのようにイノベーションすべきかを考える。
今回のゲストは、Unity Technologies Japan合同会社の日本担当部長を務める大前広樹さん。デンマーク生まれのマルチデバイス対応型ゲーム開発エンジン「Unity」の普及に力を注ぐ大前さんに、ツールの特徴やフリーミアムを生かしたビジネスモデル、ユニークなビジョンについて伺う。
ゲームの開発エディターと実行エンジンを合わせた「Unity」は、実際にゲームを動かしながらビジュアル環境で開発・修正できる統合開発ツールである。ゲームを面白くするためには、できるだけ早い段階でプレーを試し改善を繰り返すことが重要だが、これまでの開発環境ではプレーできるまでに約1年を要した。開発初期からビジュアル環境で制作できるUnityは、業界待望のツールといえる。さらに、制作したゲームをWindows、Mac、Webブラウザ、iOS、Androidなど多様なプラットフォームに出力できることも大きな魅力だ。
2004年に創業したUnity Technologiesは「ゲーム開発を民主化する」、誰でもゲームをつくれる世界にするという個性的なビジョンを掲げる。2005年にUnity1.0を発表し、利用者数は現在100万人を突破。アジアでの躍進も目覚ましく、特に日本では2011年に対前年比1600%の成長を遂げた。スマートフォンの普及と、2010年に開始した無料化が、躍進の理由だ。ビジョンを実現すべく、無料版でもゲーム制作に十分な機能を提供したところ、利用者が爆発的に増えた。無料版のダウンロードによって興味を持つユーザーを絞り込み、高機能な有料版について効率的にアピールすることで、有料販売数も伸びているという。フリーミアムの長所を生かしたビジネスモデルの好例である。従来のゲーム開発で必要とされていた数千万円のライセンス費用や秘密保持契約は不要で、情報共有もオープンという導入しやすさも、成長の一因だろう。アメリカの高校生がつくったiOS向けのゲームが大ヒットし、法人化に至ったMica Mobileなど、「民主化」を体現する事例も多く見られる。
コミュニティー志向と「ゲーム開発者を幸せにする」という思想を基盤に、ツール以外のビジネスも行う同社。現在は、ゲームやアプリのコンテンツと新興プラットフォームをつなげるマッチング兼カスタム開発サービス「union」に着手している。今後は日本のさまざまなプラットフォームをカバーし、ローカルニーズを満たしたいと大前氏は語る。
講師紹介: 石黒 不二代(いしぐろ ふじよ)


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  アシスタント:小川 りかこ

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