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BPUプロフェッショナル系 経営戦略 > 内田和成のビジネスマインド 17

勝ちパターンの研究(2)


概要:
勝ちパターンには、マイケル・ポーターの提唱した「コストリーダーシップ」「差別化」「集中」という3つの王道パターンがあり、マクドナルドやインテルなどそれに沿って成功している企業は多い。しかし、現代は王道だけではうまくいかない時代であり、様々な変り種の勝ちパターンも存在する。青山フラワーマーケット、アップル、シマノ、ミスミ、キーエンスなど様々な得意技を駆使したユニークな勝ちパターンを持つ企業の事例を紹介する。
勝ちパターンの王道とは、マイケル・ポーターが提唱した三つ(コストリーダーシップ、集中、差別化)にまとめることができる。
例えば、企業の大きな規模を背景にコストリーダーシップで勝負しているのが、マクドナルドやサムスン(DRAM)、セコムなどである。それに対して製品やサービスを他社と差別化することで勝負しているのが、アップルやインテル、ソニー(CMOS)などである。また特定の顧客や地域に集中しているのが、ベンツやマニー、スズキなどである。
ただし現代は王道だけではうまくいかない時代であり、様々な変り種の勝ちパターンで勝負する企業が登場している。

青山フラワーマーケットは、従来の花屋が「高粗利×低回転」の商売をしているのに対して「薄利×回転」で勝負している。だから個人の日常需要を取り込むための店舗展開を行っている。
アップルは、利益の殆どを製品で稼いでいるが、その強みはiTunesによる顧客囲い込みの仕組みである。
シマノは自転車の変則ギアの部品を作るメーカーであるが、部品を単品ではなくシステムコンポーネントとして販売することで強みを発揮している。
ミスミは、金型に対する特注品需要を広く浅くまとめ、カタログ販売することで、いわば標準部品化して中小企業の需要を取り込んでいる。
キーエンスは、あえて顧客一社あたりのシェアを低く抑えることで、バイイングパワーを発揮できないようにして、高利益を保っている。
JRS着色レジストは、液晶カラーフィルターの特徴を、微細な色を出すことではなく、ドット落ちしないことに集中し、大型パネルの需要を取り込んでいる。
このようにそれぞれの企業が様々な得意技によって勝ちパターンを工夫している。これが正解という唯一の解はない。様々な勝ちパターンがあり得るのである。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
0.0: 0.0: 0 勝ちパターンの研究(2)
0.0: 0.0: 38 内田和成のビジネスマインド 勝ちパターンの研究(2)
0.0: 1.0: 13 勝ちパターンの研究(2) 本日の内容 王道の勝ちパターン
0.0: 1.0: 30 マイケル・ポーターの3つの基本戦略
0.0: 4.0: 2 王道の例(1)
0.0: 25.0: 17 王道の例(2)
0.0: 25.0: 44 勝ちパターンの研究(2) 本日の内容 変わり種の勝ちパターン
0.0: 28.0: 43 青山フラワーマーケット(1)
0.0: 35.0: 37 青山フラワーマーケット(2)
0.0: 44.0: 44 アップルの損益計算書(2012)
0.0: 46.0: 14 アップルの製品別売上(2012)
0.0: 49.0: 52 生産財のユニークな勝ちパターン(例)
0.0: 58.0: 11 今回の勝ちパターン まとめ
講師紹介: 内田 和成(うちだ かずなり)
早稲田大学ビジネススクール 教授
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・ヴァイス・プレジデント、現在に至る。
ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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  アシスタント:永瀬 まり

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