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BPUプロフェッショナル系 組織人事 > 組織人事ライブ80:川上真史

自己認知のゆがみ --なぜ自分を客観的に見られないのか--


概要:

自分に対する主観的知識のことを、「スキーマ」と言います。「自分は○○だから、△△しなければならない」というような行動特性は誰にでも見られがちですが、このような思い込みがあまりにも強いと、いろいろな面で思いがけない問題も生じます。今回は、自己認識をはじめ、他者をも含めた「人」に対する認知のゆがみはなぜ起こるのかについて考えます。

●ジョハリの窓

人には四つの側面があります。
自分からも他者からも見える部分の「オープンな窓」
自分から見えて他者から見えない「クローズな窓」
他者から見えて自分には見えない部分の「気づかない窓」
そして自分にも他者からも見えない「暗黒の窓」で、
このなかで「オープンな窓」を広げていくことが生きる上で大切なことは言うまでもありません。

リスクヘッジをしていく意味でも、必要なことはディスクロージャーです。

「オープンな窓」が多ければ多いほど、リスクは少なくなっていきます。

●自己スキーマ

自己についての主観的知識を「自己スキーマ」と言います。この特徴として見られるのは、「私は絶対だ」という表現が多く出てくることにあります。その背景的な思い込みとしては、「とにかくこうすべきだ」と理由なく決めている価値基準があり、何らかの状況で「自動的に」思い浮かぶ考えでパターン化した行動に直結する「自動思考」があるからだと考えられます。

●スキーマによる自動思考の例

私は優秀だ→だから、みんな自分に教えてもらいたいと思っている→したがって、悩んでいる人には自分がいつも考えを教えてあげよう。

私は能力がない→だから、目立つべきではない→したがって、意見を言わずに黙っていよう。などという「三段論法」が成立してしまっています。

●条件づけ

1.古典的条件づけ
刺激Aを与えると無意識に反応してしまうもの、そこに同時に、刺激Bとして無条件には反応することのない刺激を与えると、刺激Bを提示しただけで刺激Aを提示した時と同じ反応が現れるもの→学習成立(「パブロフの犬」的なもの)

2.道具的条件づけ
何らかの行動に対して、正または負の強化刺激を与えることによって、学習が成立するもの。「人前で意見を言った」ときに、ほめられると、さらに皆が教えてもらいたがっているから教えよう、という行動特性に出たり、逆にけなされると、目立たないほうがよいから黙っていよう、というような行動特性が出たりするもの

●学習に関する法則

1.般化と弁別
般化とは、学習した行動が類似の刺激に対しても起こること。弁別とは、類似の刺激であっても違った反応

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 自己認識のゆがみ
00: 03: 08 ジョハリの窓
00: 06: 34 自己スキーマ1
00: 07: 02 自己スキーマ2
00: 08: 20 自己スキーマ3
00: 09: 26 自己スキーマ4
00: 10: 38 スキーマとは
00: 12: 02 スキーマによる自動思考
00: 15: 01 古典的条件づけ
00: 16: 58 道具的条件づけ
00: 21: 08 学習に関する法則
00: 27: 59 認知的不協和
00: 29: 02 認知のゆがみ1
00: 33: 19 認知のゆがみ2
00: 38: 24 自己認知の因子
00: 45: 34 他者認知の因子
00: 49: 24 印象の形成
00: 53: 46 対人認知を歪める要因
00: 57: 31 ヤマアラシジレンマ
講師紹介: 川上 真史(かわかみ しんじ)
タワーズワトソン ディレクター/株式会社ヒューマネージ 顧問
京都大学教育学部教育心理学科卒業。産業能率大学総合研究所、ヘイ・コンサルティンググループを経て、現職。
数多くの大手企業の人材マネジメント戦略、人事制度改革のコンサルティングに従事。
近著に『コンピテンシー面接マニュアル』、『できる人、採れてますか?―いまの面接で、「できる人」は見抜けない』(共著・弘文堂)、『仕事中だけ「うつ」になる人たち―ストレス社会で生き残る働き方とは』(共著・日本経済新聞社)、『会社を変える社員はどこにいるか―ビジネスを生み出す人材を育てる方法』、『自分を変える鍵はどこにあるか』、『のめり込む力』(ダイヤモンド社)、『最強のキャリア戦略』(共著・ゴマブックス)など。

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  アシスタント:日下 千帆

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