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BPUプロフェッショナル系 組織人事 > 組織人事ライブ75:野田 稔

組織のスキーマ・チェンジ


概要:

固定化された認識の集合体を「認知枠」と呼び、とくに、経験の蓄積に基づいて形成された強固な「認知枠」のことをスキーマと呼びます。 スキーマは、一度、築き上げられると自ら壊すことは容易なことではありません。しかし、このスキーマにこだわっていてはイノベーションはできません。今回は人材活用変革において、もっとも重要なスキーマ・チェンジについて考えます。

●スキーマとは

人間は情報に基づき行動しますが、結果の良否が、その行動に至るまでの認識を変化させます。固定化された認識の集合体を「認知枠」と呼びますが、この経験の蓄積に基づいて形成された強固な認知枠のことを、とくに「スキーマ」と呼んでいます。

一方、組織においても個人と同様に、経験の蓄積が強固な認知枠(スキーマ)を生みます。これにより組織成員の判断は規定されることになります。これを「組織スキーマ」と呼びます。

●組織のイノベーション受容過程

人は、「成功パターンの共有」とともに、その成功をめぐって「過去の成功への過剰適応」が起こります。成功体験が強ければ強いほど、過去に固執していきます。

組織にも同様なことが言えます。通常、新しい価値観を受け入れていくのには、かなりの抵抗が伴うものです。では、どうすれば、良いのでしょう。

「イノベーション」は、いつの時代においても、当該社会にとって未知です。したがって、これを社会に普及させる(イノベーションの)ためには、まず、伝播(コミュニケーション)が重要なポイントとなり、次に、社会システム自体の受容が大きな要素を占めるのです。普及率の2割程度の認知があったら、それを日常化し社会化させて、徐々に当たり前になっていくような流れを形成させて浸透させていくのが、大きな抵抗を生み出さないやり方と言えるでしょう。

●ロジャースのイノベーション普及のプロセス

知識→態度形成→決定→実行→固定化

●スキーマチェンジの導入のしかた

1.トップまたはチェンジエージェントを中心に、「情報創造、情報受容」などにより、

  「知識 → 態度形成 → 決定 → 実行」 という流れをつくります。

2.次に、その他の構成員を巻き込んで、同じく

  「知識 → 態度形成 → 決定 → 実行」 という一連の流れを普及させます。

3.ある程度の普及率(20%ライン)になったら、固定化し、制度に移行するような流れとします。成功の場合は声高に、失敗の場合はあまりこだわりを持たない、多少の情報操作も必要です。

●スキーマチェンジのステップ論

1.知識

・「むりやり体験」方(意思決定をさせない。論理なしで成功体験を積ませる)
・直接説得方(変えたいと思

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 組織のスキーマ・チェンジ
00: 00: 48 組織のスキーマ・チェンジ
00: 05: 14 組織のスキーマ・チェンジ スキーマとは?
00: 09: 31 知識創造ダイナミックスの統合モデル
00: 18: 55 組織のイノベーション受容過程
00: 22: 09 ロジャースのイノベーション普及のプロセス
00: 28: 25 参考資料
00: 37: 57 スキーマチェンジのステップ論
講師紹介: 野田 稔(のだ みのる)
明治大学大学院 教授
1981年、野村総合研究所入社。同社にて組織人事分野を中心に多数のプロジェクトマネージャーを勤め、経営コンサルティング一部長を経て、現職。また、株式会社アミューズに所属しテレビ・ラジオ出演、著作・講演活動等でも活躍中。
著書に『燃え立つ組織』、最強のキャリア戦略』(共著)、 『「やる気を引き出す成果主義ムダに厳しい成果主義』、『コミットメントを引き出すマネジメント―社員を本気にさせる7つの法則』。

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  アシスタント:日下 千帆

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