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BPUプロフェッショナル系 組織人事 > 戦略的人材マネジメント 02

今までの働き方、これからの働き方


概要:
努力すれば欠乏が満たされるという期待のもとで社員に努力させるというアプローチは通用しなくなってきている。
働き方のパラダイム転換が起きていることを認識しなければ、人材を活用することはできない。
どうすれば社員が仕事にエンゲージ(のめり込む)するのか仕事と私生活とのバランスの取り方、
ダイバーシティ(多様性)の重要性などが指摘すべきポイントだが、
今回は特に仕事にエンゲージメント(のめり込む状態)を組み込むにはどうすればよいかということに焦点を当てて考察する。
これまで会社員はどんな仕事でも与えられたら我慢して努力しながら取り組むべきだと考えられていたし、
仕事のためにプライベートを犠牲にするのは当然のことだった。
人生を会社に捧げていれば、高いポジションや収入が保証されるという期待があったから
人々は価値基準まで組織に合わせて会社人間としての人生をまっとうしたものだが今では事情は一変している。
我慢してまで高いポジションや収入を得る必要はないと考える人が増え、会社が何よりも大事だと思う人は激減した。
仕事は興味を持ってエンゲージできるようなものでなければならないし、個人的生活を大切にしてライフワークバランスも取りたい。
仕事中でも自分を抑え込むようなことは避けたいというのが本音だ。

古いタイプの経営者は、このような願望を持つ社員を真剣に働く意志がないと判断するかもしれないがそれは誤解である。
現在の仕事の密度はかつてと比べようもなく難易度は上がり、気合や根性で乗り切れるようなものではなくなってきている。
仕事だけに集中していては肉体的にも精神的にも忍耐の限界を超える。
仕事そのものを楽しみながらプライベートも大切にして人生設計をするということは決して悪いことではない。
仕事にエンゲージするのは、仕事そのものが内的報酬を与えるほど面白いからだ。
意義を認める仕事に誇りを持って献身し熱中して取り組むならば、社員の組織に対する満足度も高まるし顧客満足度も向上する。
社員が自分の仕事に意義を見いだし集中する環境構築が企業の競争力に直接かかわる問題となる。
どんな仕事であれ、のめり込んでしまう傾向をワークエンゲージメントといい特定の仕事にはのめり込むが、
それ以外にはのめり込まない傾向をジョブエンゲージメントという。
ワークエンゲージメントが低い社員でも仕事の設計力を身に付けさせジョブエンゲージメントを高めることはできる。
仕事の目標に意義を組み込むマネジメントを目指すことが、企業の今後の課題となる。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 今までの働き方・これからの働き方
00: 00: 54 今までの働き方・これからの働き方
00: 01: 18 戦略的人材マネジメント
00: 02: 45 コンプレックスとは
00: 06: 08 コンプレックスに基づく典型的反応
00: 09: 18 講座内容
00: 09: 57 これまでの働き方のパラダイム
00: 14: 48 今までの働き方への抵抗感
00: 18: 58 働き方のパラダイム転換
00: 22: 02 会社は遊園地か?
00: 33: 15 これからの働き方のキーワード
00: 34: 23 エンゲージメントとは
00: 37: 54 エンゲージ状態
00: 42: 30 エンゲージメントの定義(ユトレヒト大学)
00: 44: 38 活力とは
00: 44: 59 献身とは
00: 45: 08 熱中とは
00: 45: 40 エンゲージメントを高めるために
00: 50: 37 エンゲージは開発できるのか
00: 55: 08 「のめり込む力」の基本
00: 59: 10 まとめ
講師紹介: 川上 真史(かわかみ しんじ)
タワーズワトソン ディレクター/株式会社ヒューマネージ 顧問
京都大学教育学部教育心理学科卒業。産業能率大学総合研究所、ヘイ・コンサルティンググループを経て、現職。
数多くの大手企業の人材マネジメント戦略、人事制度改革のコンサルティングに従事。
近著に『コンピテンシー面接マニュアル』、『できる人、採れてますか?―いまの面接で、「できる人」は見抜けない』(共著・弘文堂)、『仕事中だけ「うつ」になる人たち―ストレス社会で生き残る働き方とは』(共著・日本経済新聞社)、『会社を変える社員はどこにいるか―ビジネスを生み出す人材を育てる方法』、『自分を変える鍵はどこにあるか』、『のめり込む力』(ダイヤモンド社)、『最強のキャリア戦略』(共著・ゴマブックス)など。

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  アシスタント:徳山 麻耶

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