ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
BPUプロフェッショナル系 起業と経営 > 経営者ライブ101

DOWAホールディングス
ゲスト:吉川廣和氏(DOWAホールディングス株式会社 代表取締役会長・CEO)
講師:内田和成


概要:
1980年代後半のバブル景気からバブル崩壊、2008年のリーマン・ショックと経済界の荒波は続いており
活路を見いだせない企業は倒産という事態に追い込まれている。

今回は歴史ある企業の危機的な状況を立て直したDOWAホールディングス株式会社
代表取締役会長の吉川廣和氏をお招きして、事業構造改革の方法を具体的にお聞きする。
特に日本の老舗企業にありがちな、しがらみや官僚文化に縛られた本社の構造を
短期間に根底から変えたユニークは経営手法は大変興味深い。

DOWAホールディングス株式会社は明治17年創業、従業員数は約5,000名の老舗企業である。
事業内容は金属を製錬・加工、商品化をして使用後は回収、資源化・無害化を行いリサイクルするという
循環型のコアビジネスを実現させている。
戦略としては、1980年代は鉱業と製錬で成果を挙げていたが、1990年代には事業の多角化、売上倍増計画に失敗、
90年代後半には「人・モノ・金」の余剰で苦境に立たされることになった。
この時期に吉川氏が専務となり事業構造改革のスタートを切ることになる。
改革の内容は著書『壁を壊す』に記されている。
その経営手腕が注目されCNBC2008年経営者賞を日本人初で受賞された。

改革の柱は二つ。戦略的事業改革と文化風土の改革である。
まず三つの投資基準をつくり、一つ一つの事業をまな板に乗せて「選択と集中」を行った。
投資基準は「市場があるか、将来成長するか?」「競争力が当社にあるか?」「社員のやる気があるか?」
と決めて一つでも欠けていたら撤退と決めた。
中には黒字の事業もあったが旧式のやり方を徹底的に破壊した。
文化風土の改革ではさまざまな壁にぶつかったが、組織、社風、上下階層等の壁を取り払い、
物理的にもオフィスの壁を撤去、完全自由席化として風通しをよくした。
改革の裏には幹部たちの大反対があった。
スピード感の戸惑いや文化歴史を守りながら改善してはという声もあった。

しかし「改革」は「改善」ではない。現状を肯定する改善ではもはや立ち行かなかった。
改革のプロセスをはっきりと示し、徐々に「改革」を共通認識にしていった。

吉川氏は社長になる以前、主流の位置にはいなかったので本社の体質を冷静に見てきた。
だからこそ古い考え方を払拭したやり方が生まれたのであろう。
新しいものが起こるとき「イノベーションは辺境から生まれる」といわれるが違う目線にいたほうが実情がよく見えるものである。
「選択と集中」はリーマン・ショック後の現在も続けられている。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 DOWAホールディングス
00: 00: 56 プロフィール
00: 03: 34 DOWAの会社概要
00: 05: 06 売上高と経常利益の推移
00: 06: 56 DOWAの事業
00: 11: 31 DOWAのビジネス戦略の変化
00: 15: 19 選択と集中の足跡(1999年以降)
00: 20: 15 「選択と集中」①~三つの投資基準
00: 25: 04 「選択と集中」②~破壊と創造、スピード
00: 32: 00 企業改革を阻む「壁」
00: 42: 01 改革について
00: 50: 24 新たな改革に挑戦
講師紹介: 経営者ライブ(けいえいしゃらいぶ)
様々な企業の経営者をお招きし、お話を伺っていく番組です。BBTのレギュラー講師をはじめ、多彩な顔触れが、聞き手として各企業の経営の本質に鋭く迫ります。

『経営者ライブ』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:内田 朱美

Copyright(c)