日本初で日本最大の法律相談ポータルサイトが「弁護士ドットコム」である。
インターネット法律相談(有料)、弁護士一括見積もり依頼、弁護士検索、みんなの法律相談(無料)
などのサービスがあり、月間3000件の相談が寄せられている。
登録弁護士数は1800名で日本にいる弁護士の6%が登録している。
「弁護士ドットコム」の創業運営者である元榮太一郎氏は、第二東京弁護士会に登録する独立弁護士である。
元榮氏が弁護士を目指したのは子供の頃テレビドラマで見た弁護士の姿がかっこよかったことと、
学生時代の交通事故の示談交渉の相談をした際に「弁護士は人を救う仕事だ」
と感じたことがきっかけだった。
泥臭い猛勉強の末に1999年、2度目の司法試験に合格。
その後、大手法律事務所でM&A案件の取りまとめなどに活躍する。
しかし、もっとワクワクできるようなことをしたいという思いに駆られ2005年に退職して
アタッカーズビジネススクールに入学。同年、大前研一氏に励まされて「弁護士ドットコム」を立ち上げた。
「弁護士ドットコム」が成功した要因として以下の4つが挙げられる。
(1)「日本初」だったこと。司法制度改革により弁護士が大量に増えることが見込まれており
注目度が高い上に日本で初めてのポータルサイトであるため大手新聞や
ヤフートピックスなどにパブリシティとしてとりあげられた。
(2)元榮氏の「コアコンピタンス」である弁護士業界に絞ったために業界の問題点や
動きを知りえる立場にあったこと。
(3)弁護士や法律相談を身近なものにしたいという「理念」が明確だったこと。
(4)一人になっても続けたい事業であり「自責」の覚悟があったこと。
実際には簡単に成功したわけではなく有料マッチングを阻む法律の存在などもあって
ビジネス化には困難があったが理念や自責の思いがあったために続けることができたのである。
今後は法律相談ポータルサイトという枠を超えて日本を法律大国にするために寄与したいという元榮氏。
いろいろな業界でイノベーションを起こし世界の中の日本として立ち上がってほしいとメッセージを送っている。