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経営システムとしてのオープン・イノベーション > 経営システムとしてのオープン・イノベーション02

オープン・イノベーション活動の詳細な流れ


概要:
オープン・イノベーションとは製品や技術が多様化、高度化、複雑化する中で自分たちの会社内だけでは開発しきれない技術を
社外の組織から取り入れて開発する経営手法である。

第2回目の今回は“食品メーカーが、減塩ポテトチップスの開発に社外の技術を活用する”という仮想ケーススタディを用いて
オープン・イノベーションの具体的な展開ステップやそれぞれのステップにおける注意点を解説し、
実践的な経営手法としてより理解を深める。

オープン・イノベーション活動を分解すると、主に5つのステップに分けることができる。
(1)社外技術導入により解決したい課題の設定
 開発目標を実現する上で社外から取り込みたい技術課題を設定する。ただし技術課題をそのまま丸投げするのではなく、
 どのように課題を設定するのかという“切り口”が重要になる。
 また課題を設定する過程で、それまで漠然としか考えていなかった技術課題が明確化され課題解決が進みやすくなるという効果もある。
(2)社外技術導入の適性の評価
 設定した課題に基づき、どのような技術を持つ組織が解決策を提示できるかの仮説を立てる。
 同時に、社内的な優先度や経営資源などを考慮して社外からの技術導入が本当に適切かという実施の判断を行う。
(3)社外技術の収集
 潜在的に解決技術を持つ多くの社外組織に伝わるように明確で、絞り込まれていてかつ魅力的な募集内容を作成する。
 ただし、現時点ではすべてを公開するのではなく仲介業者と相談の上、
 依頼主や詳細な用途は伏せておく配慮も必要である。また多くの提案を評価するためには、提案フォーマットを作成しておく。
(4)社外技術の選定
 集まった社外技術を比較表によって評価し、絞り込んだ上で追加質問などを行う。その際、電話でインタラクティブなやりとりを行う方が、
 速やかに情報収集することができる。秘密保持契約、サンプル評価、支払いなどは双方が納得できる条件を探す姿勢が必要である。
(5)社外技術の取り組み
 絞り込んだ1社について委託開発の契約を行い、開発に取り組む。初めての提携先であることが多いので、
 お互いの特徴を学びWIN-WINになる状況を探し出して調整することが成功の鍵となる。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 オープン・イノベーション活動の詳細な流れ
00: 00: 38 「実践:経営システムとしてのオープン・イノベーション」の構成
00: 01: 39 仮想ケーススタディー:減塩ポテトチップの実現
00: 04: 52 1.社外技術導入により解決したい課題の設定
00: 06: 29 「社外技術による課題解決の可能性のレビュー」
00: 12: 04 社内での課題の再検討
00: 16: 17 2.社外技術導入の適正の評価:「社外技術による課題解決の可能性のレビュー」の再実施
00: 22: 14 社外からの技術募集・導入の実施判断
00: 26: 02 3.社外技術の収集:技術ニーズを伝えるコミュニケーションを作成
00: 32: 19 提案を評価することを想定した提案フォーマットの作成
00: 34: 43 潜在的な解決策保有者への働きかけ~提案の収集
00: 39: 07 4.社外技術の選定:比較表の作成
00: 43: 54 1件1件の提案のレビューとその後のフォローアップ方法の決定
00: 46: 26 提案の絞込みの課題克服とサンプル要求先の決定
00: 48: 31 秘密保持/材料移転契約の心得、工夫
00: 49: 42 サンプル入手の際の工夫
00: 52: 35 5.社外技術の取り込み:より詳細な評価と改善を目的とした委託開発の契約とその後の開発
00: 56: 28 本日のまとめ
講師紹介: 諏訪 暁彦(すわ あきひこ)


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  アシスタント:出射 由佳

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