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経営システムとしてのオープン・イノベーション > 経営システムとしてのオープン・イノベーション01

オープン・イノベーションの考え方と適用範囲


概要:
オープン・イノベーションとは製品や技術が多様化、高度化、複雑化する中で
自分たちの会社内だけでは開発しきれない技術を、社外の組織から取り入れて開発する経営手法である。
今シリーズでは研究対象や個別成功事例の紹介にとどまらせず、それぞれの会社でも実践でき
計画的に成果を上げることが可能な経営システムにすることができることを理解いただく。

第1回目の今回はオープン・イノベーションの概要と、その適用範囲について紹介する。

オープン・イノベーションとは競争優位を持つ製品や技術を開発するために既存の開発ネットワークの
外の技術を特定して取り込み開発を加えて自社の製品や技術とする経営手法である。
それは会社内の研究者・開発者にとっても自己否定になるアウトソーシングではなく
能力、開発力の強化につながるインソーシングである。
技術が高度化、複雑化し製品ライフサイクルが短縮化していく中で従来のように製品開発・技術開発を
自社内だけで行うことが難しくなっている。
そんな中、知的労働者や組織が増加、高度化しておりまたインターネットの発達などにより必要な技術が
見つけやすくなっている状況において製品・技術開発のスピードや自由度向上のマネジメント手段としての
オープン・イノベーションは、今後ますますニーズは高まっていくと考えられる。

クラウドソーシングが「何を作れば売れるか」などのアイデアの創出から不特定多数の人々に委託する活動であるのに対して
オープン・イノベーションは何をつくるかは自分で決め、それを実現する不足技術やスキルを社外から見つかる確率を勘案した上で実施する。
クラウドソーシングは実際にはマネジメントしにくい活動であるがオープン・イノベーションは、まさにマネジメントが可能な手段である。

例えば、自動車会社が「運転手が眠くなった場合にそれを感知して刺激を与えて安全に眠気をとるシステムを開発したい」と考えた時に
オープン・イノベーションでは技術課題を細かく分解して検討し自社で開発すべき部分と、社外技術を導入した方がよい部分を決定する。
そうすることで全て自社開発するよりも、大幅な時間とコストの削減を成し遂げることができたという事例がある。

オープン・イノベーションはイノベーション創出や課題解決の方法として基礎研究段階、先行開発段階といった上流の新しい価値を創造する
研究開発だけでなくコスト競争力を高めるために重要な製品開発段階や生産準備・量産立ち上げ段階の歩留まり改善、さらには市場に出た後の
不良改良段階においても適用が幅広く可能な手法である。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 タイトル
00: 01: 31 諏訪暁彦氏のプロフィール
00: 02: 19 「実践:経営システムとしてのオープン・イノベーション」の目的
00: 02: 55 「実践:経営システムとしてのオープン・イノベーション」の構成
00: 04: 55 実践例に見るオープン・イノベーション
00: 12: 34 オープン・イノベーションとは:定義と説明
00: 16: 33 オープン・イノベーションとは:クラウドソーシングとの違い
00: 21: 48 オープン・イノベーションが期待される背景①
00: 24: 33 オープン・イノベーションが期待される背景②
00: 28: 20 オープン・イノベーションが期待される背景③
00: 31: 40 オープン・イノベーションの適用範囲
00: 33: 16 オープン・イノベーションの適用範囲例①
00: 35: 45 オープン・イノベーションの適用範囲例②
00: 39: 54 オープン・イノベーションの適用範囲例③
00: 45: 13 オープン・イノベーションの適用範囲例④
00: 49: 06 オープン・イノベーションの適用範囲例⑤
00: 57: 53 本日のまとめ
00: 59: 41 次回以降のご案内
講師紹介: 諏訪 暁彦(すわ あきひこ)


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  アシスタント:出射 由佳

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