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BPUプロフェッショナル系 大前研一アワー > 大前研一アワー267

【向研会】なぜ台湾企業が勝者となってきているのか?
~日本企業に対する意味合い~


概要:
2009年の輸出依存度が53.7%の台湾は中国向け輸出の好調によりリーマン・ショックの打撃を既に回復し、
実質GDPが前年比10%以上の伸びを示している。
パソコンの世界トップブランドに躍進したエイサーを筆頭に、台湾のエレクトロニクスメーカーは世界で最もグローバルなポジションを固めつつある。
ビジネス効率、経済状況、政府効率性、インフラなどを総合的に比較した2010年の国際競争力ランキングで、台湾は8位になった。
今回は、台湾企業の強さを詳説し日本企業が取るべき道を提案する。
2008年に国民党の馬英九政権が発足以来、中国・台湾の2国間関係が急速に縮まり
中台の政府・産業間での結び付きを「チャイワン」と表現されるようになった。
三通(通信、通商、通航)の解禁により中台の直接往来が認められ2010年には、中国・台湾間の定期便が週370便に急増した。
また中台において経済協力枠組み協定(ECFA)の協議が開始され7割を超える台湾企業が締結を歓迎している。
ECFAが締結されれば中台の2国は経済的に一つの国となるだろう。

台湾の強さの一つに人材の能力の高さが挙げられる。
中英日の3カ国語を自在に操る語学力を持つ学生に理系が人気、米国・シリコンバレーとの結び付きが強い、
「鶏口牛後」意識が強くスピンオフ・専業化・ベンチャー志向が強いなど、国の存続を危ぶむ危機感を持ったバイタリティーあふれる国民性がある。
YouTubeのスティーブ・チェン、Yahoo!のジェリー・ヤン、靴ネット通販Zapposのトニー・ジェイなど、米国で起業して成功を収める台湾出身者は多い。
中国の米菓子シェア7割の旺旺(ワンワン)グループ、即席めん最大手の頂新グループなど中国本土で成功を収め、
台湾にUターン上場するチャイワン企業も出現している。
台湾政府は企業に協力的で現在25%の法人税を17%に引き下げを決定するなど香港、シンガポールに負けないビジネス環境を整えつつある。

日本企業がチャイワンに対抗するには日本型の垂直統合・フルセット型ビジネスモデルを見直し
日本企業の強みである一眼レフのレンズ、複写機の紙送り機構などのアナログ部品や、素材・自動機械などの分野に特化して勝負する方法が考えられる。
また、台湾企業とのアライアンス(企業提携)も検討すべきだろう。
日本企業は、まだ余力のある今のうちにコア事業・コアスキルへ集中することの重要性を台湾企業から学び取り、新たな世界戦略を構築して
さらなる飛躍を目指していただきたい。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 なぜ台湾企業が勝者となってきているのか?
00: 05: 49 台湾経済の現状①
00: 06: 38 台湾経済の現状②
00: 07: 51 台湾経済の現状③
00: 08: 49 台湾・中国関係の動向①
00: 13: 14 台湾・中国関係の動向②
00: 14: 42 台湾・中国関係の動向③
00: 16: 37 台湾・中国関係の動向④
00: 18: 43 台湾企業・産業の現状①
00: 19: 55 台湾企業・産業の現状②
00: 21: 43 台湾企業・産業の現状③
00: 22: 36 台湾企業・産業の現状④
00: 23: 49 台湾企業・産業の現状⑤
00: 24: 25 台湾企業・産業の現状⑥
00: 25: 39 台湾企業・産業の現状⑥
00: 27: 12 台湾企業・産業の現状⑧
00: 30: 22 台湾企業・産業の現状⑨
00: 30: 55 台湾企業・産業の現状⑩
00: 33: 51 台湾企業・産業の現状⑪
00: 34: 53 台湾企業・産業の現状⑫
00: 35: 46 台湾企業・産業の現状⑬
00: 38: 25 台湾企業の競争力①
00: 39: 26 台湾企業の競争力②
00: 42: 10 台湾企業の競争力③
00: 43: 24 台湾企業の競争力④
00: 43: 42 台湾企業の競争力⑤
00: 44: 40 台湾企業の競争力⑥
00: 45: 23 台湾企業の競争力⑧
00: 46: 34 台湾企業の競争力⑨
00: 47: 33 台湾企業の競争力⑩
00: 48: 14 台湾企業の競争力⑪
00: 49: 58 台湾企業の競争力⑫
00: 50: 14 台湾企業の競争力⑬
00: 50: 53 台湾企業の競争力⑭
00: 51: 26 台湾企業の競争力⑮
00: 51: 56 チャイワンの影響・今後
00: 52: 57 台湾企業の競争力⑯
00: 54: 35 チャイワンの影響・今後②
00: 55: 07 チャイワンの影響・今後③
00: 55: 39 韓国の対抗策
00: 56: 29 日本の対抗策、日本企業への示唆①
00: 58: 44 日本の対抗策、日本企業への示唆②
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼージャパン会長を経て、現職。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院政策学部教授、オーストラリアのボンド大学の客員教授でもある。
著書多数。

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