プラットフォーム戦略とはGoogle、楽天、Wii、築地市場、合コン、アウトレットモール、セミナー、勉強会などのように複数の関係するグループを
舞台(プラットフォーム)に載せることで外部ネットワーク(口コミ)効果を生み出し、一企業の枠を越えた新しい事業システムを作り出す経営戦略である。プラットフォームには、①マッチング機能、②コスト削減機能、③ブランディング・集客機能、④外部ネットワーク機能、⑤三角プリズムという5つの機能があり、
勝てるプラットフォームには、キラーコンテンツなどの存在価値、交流が活発、クオリティがコントロールされているという3つの特徴を持つ。
プラットフォームの構築には、次の9つのステップが重要になる。
①インターネットの台頭などの社会やライフスタイルの変化を捉え、
②ターゲットとなるグループを特定し、
③昼夜を問わず人が集まる街を提供する六本木ヒルズのように活発に活動する仕組みを作る。
④アタリのインベーダーゲームのようなキラーコンテンツを用意し、
⑤低価格で広く提供し後から資金を回収するなど長期的視野で柔軟な価格戦略を構築する。また
⑥価格以外の魅力をグループに提供することも必要。悪貨が良貨を駆逐して事業が失敗しないように
⑦プラットフォーム上のルールを決めて管理する。
⑧独占禁止法などの規制を確認する。さらに、オンライン決済サービスのPaypal導入で飛躍的に業績を伸ばしたイーベイのような
⑨常に進化するための戦略がないと後発参入組によって駆逐されることになる。
独自にプラットフォームを持たずに他社のシステムを利用する企業は複数のプラットフォームを利用する、
競争優位性を確保する契約を結ぶなどの戦略で、情報量等で圧倒的に有利なプラットフォーマーの横暴を防ぐ措置を
十分検討した上で参入する必要がある。
日本企業は過去の成功事例としてのメーカー発想から脱却し、プラットフォーム戦略思考でビジネスを構築することで事業成長への道が開けるだろう。