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BPUプロフェッショナル系 大前研一アワー > 大前研一アワー262

【マネックス証券+オリックス証券 お客様感謝Day2010基調講演】
2010年の世界経済展望


概要:
マネックス証券オリックス証券合併記念「お客様感謝Day2010」基調講演の模様をお伝えする。

世界中の投資マネーは低成長しか見込めない先進国から爆発的な市場規模拡大を続ける新興国へと行き先を完全に変更した。
日本政府は少子高齢化による市場の冷え込み、方向性の見えない政治の混迷などを背景に経済回復のシナリオが描けていない。
激変する世界のカネの動きをひもとき、日本の投資家はいかに世界経済の潮流に乗るべきかを大前研一語る。

1990年代半ば以降の日本経済は、マクロ経済政策の失敗により300兆円に上る公共投資を実施したにもかかわらず成長が止まっている。
一方、地方分権による大胆な政治改革を遂げた中国経済は、その後も8%前後で成長を続け現在に至る。
日本が世界第2位の経済大国であった時代は終わり、2010年には中国が名目GDP額世界第2位になるのは確実である。

米国のゼロ金利政策導入を境に、資源国、新興国では通貨の上昇率が高まり、株価が高い伸びを示しているため
インデックス投資により通貨とダブルで稼げることが可能な状況になっている。
米国の住宅価格は持ち直してきたが商業不動産の価格は下落を続け、住宅市場が二番底に陥る可能性も出てきた。
先進各国はリーマン・ショックからの立ち直りのために大規模な景気対策を行ったが、結果として自国内の財政状態が大幅に悪化している。
今後の世界経済は先進国ではなく新興国がリードしていくことになろう。

中国の自動車市場の規模が世界一になるなど新興国の国内市場の伸びが著しい今、日本は2030年前後に
名目GDP額でブラジル・インドネシアにも抜かれる可能性がある。
日本企業はアジアの勝者台湾に学び、語学の壁を乗り越えるなどの努力を重ね、
停滞する国内市場にとどまらず世界20カ国に及ぶ新興国市場で勝負し、
世界で成長する国のマーケットを取り込み、力強い成長力を手中に収めてほしい。

約8000兆円の先進国マネーが瞬時に国境をまたぎ投資先を変えながら利益を得ようと機会をうかがう現代、
日本の投資家は単一の投資先に偏らない危険分散を行ったうえで、安値で買い高値で売る投資の原則を忠実に実行する必要がある。
決してまねをしてはいけないが世界同時不況下でも収益を上げ続けるブラックロック、PIMCO、バッフェットなど賢者の投資手法を十分研究し、
トレイダーの集団心理で流れる投資の経路を避けながら、より安全確実な利益を得る投資を新興国に向けて実施してほしい。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 2010年の世界経済展望
00: 03: 29 名目GDP額の推移(兆ドル)①
00: 06: 55 名目GDP額の推移(兆ドル)②
00: 08: 56 この5年間で世界のカネの動きが完全に変化した
00: 12: 27 金融危機対応
00: 17: 27 昨年三月にボトムアウトしたが、金融危機はまだ終わっていない
00: 18: 10 ドルの対円、対ユーロ指数
00: 19: 27 世界各国通貨の年初来騰落率
00: 19: 54 世界の株式市場の時価総額の伸び率
00: 21: 28 米国の不動産価格指数の推移
00: 23: 39 大規模な景気対策を行った結果、先進国の財政状態が大幅に悪化している
00: 25: 12 今後の世界経済は、先進国ではなく新興国が牽引していくことが予想される
00: 25: 58 世界のカネの流れ
00: 29: 40 ドバイショックは、ドバイ自身には大きな影響がなくとも、欧州への波及が始まっている
00: 30: 20 EU加盟国の財政収支(対GDP比)
00: 31: 26 G20の政府債務残高対GDP比
00: 32: 31 各政権における経済策と国費支出額
00: 32: 40 日本の税収、歳出総額および国債発行額の推移
00: 33: 03 主体別・財務債保有残高
00: 36: 50 日本の三大問題
00: 40: 20 2001 demography
00: 41: 19 Private Sector Ficnacial Asserts
00: 42: 41 2.消費者の構造変化~世帯構成~①
00: 43: 16 2.消費者の構造変化~世帯構成~②
00: 44: 45 日本の現状と解決策
00: 45: 34 ビジョンある地域構想
00: 50: 04 築地~晴海エリア再開発後の完成予想図①
00: 50: 09 築地~晴海エリア再開発後の完成予想図②
00: 50: 12 築地~晴海エリア再開発後の完成予想図③
00: 50: 16 築地市場再開発後の完成予想図①
00: 50: 25 「長期滞在型観光都市」
00: 50: 34 水上交通活用による横浜市全体の回遊性の向上①
00: 50: 38 水上交通活用による横浜市全体の回遊性の向上②
00: 51: 03 横浜港の将来像イメージ
00: 51: 07 山下埠頭地区再活性化構想イメージ
00: 51: 11 横浜港の将来像イメージ
00: 51: 36 日本企業は迷わずに新興国に
00: 54: 58 世界の時価総額ランキング
00: 55: 05 アジアの中間所得層の家計人口推移
00: 55: 15 新興国における市場構造および企業の利益構造
00: 55: 25 VIZIOの業績
00: 55: 56 Development and manufacture of Apple Computer's iPod
00: 56: 16 Hon Hai' customers
00: 56: 43 PC share of global market
00: 57: 01 名目GDP額の推移(兆ドル)
00: 57: 48 2020年の主要国・地域
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼージャパン会長を経て、現職。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院政策学部教授、オーストラリアのボンド大学の客員教授でもある。
著書多数。

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