一般的に行われている給与計算のアウトソーシングは作業の最終段階しか請け負わないため、変動情報を確認し、
正しい入力データを取り揃えるというトランザクション処理を発注企業側がしなければいけなかった。
ラクラスのシステムは書類の配布、収集や督促までWeb化し、各種申請やデータ入力も社員自身に任せ、
すべてのデータを自動的に連携させるため、実質的にトランザクション処理をなくして給与明細を出すことができる。
この人事システムをインターネットを通じて利用するSaas(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)として提供し、
その管理をBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)で一手に引き受けることで企業側の処理を極限にまで低減できる。
同社と契約してから解約した企業はなくラクラスは設立から5年で黒字に転じている。
汎用性のあるシステムで企業の多様な人事制度に個別対応しているので顧客数が増えていけば企業の経済的負担を
さらに軽くすることができる。
「非本業業務従事者の悲劇」解消もラクラスは視野に入れている。人事スタッフが給与計算などの評価は低いが緊急性の高い非本業業務に手をとられていると
現状維持にしか目がいかなくなって結果的に変革への抵抗勢力になる可能性も高い。
ラクラスのミッションはこのような弊害を防ぎ、
企業の人事部が戦略人事に集中できる「ゆとり」を生み出すことにある。
ラクラスでは非本業業務が本業となるため顧客を増やすなどの
目標を立てることができ、社員は生き生きと働いている。
北原社長はミスをしても決して叱らず、社員自身が自律的に行動できるように促す。
「すべてはお客さまの成功のためにある」という信念を全社員が共有することで顧客の信頼を勝ち取っている。
人事スタッフが本来の業務に専念できるようにIT活用アウトソーシングの積極活用を考慮すべき時代に入った。