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BPUプロフェッショナル系 Information Technology > ITライブ157:村井 純

グリッドコンピューティングによるビジネスイノベーション
ゲスト:稲葉雄一氏(ブランドダイアログ株式会社 代表取締役社長兼CEO)


概要:
ここ数年、日本では事業効率化を推進するためのビジネスソリューションとしてクラウドなどインターネット上の資源を利用した
ビジネスソリューションの動向に注目が集まっている。
ブランドダイアログ(BD)社は、独自のグリッドコンピューティング技術によってインターネット上の遊休資源(HDD/CPU)を活用した
日本発の事業を展開する。

今回はBD社の稲葉氏を迎え、資源のない日本を資源大国にする「JAPAN GRID」構想に立脚したビジネスモデルと
同社の目指す事業の将来像をお聞きする。

ブランドダイアログ(BD)社は中小企業のHDD/CPUの遊休能力の一部を借り受ける対価として中小企業に
SaaS(Software as a Service)型クラウド・グループウエアGRIDYを無料で提供、そこで借り受けた資源を日米欧特許出願中の
独自技術Gridテクノロジーによって仮想スーパーコンピューターを構築、API(Application Programming Interface)や
営業支援アプリケーション「KnowledgeSuite」を提供して収益を得るビジネスモデルを構築した。

これは、無料版GRIDYを通じて集められた仮想資源を活用することで実現したコスト削減サービスである。
BD社は2010年4月現在、平日昼間において利用可能なアクティブPCが約1万、50から100Tバイトの仮想資源を保有し
毎日30社程度の契約増加が続き月間問い合わせ数は500社を越える。
BD社が提供するPDCAサイクルに応じた営業支援アプリケーション「KnowledgeSuite」は獲得した名刺と日々の営業日報の書き込みを
ナレッジベース化し社内の情報共有、進捗管理の一元化、成功ナレッジの共有などで営業効率の最大化を図る。
全サービスの納入初期費用は無料、アカウント無制限の1レコード単位従量課金制を採用し使いたいときに使った分だけの対価を支払う
日本初のモデルで提供対象を中小企業に絞る。

「KnowledgeSuite」は情報を細分化して地理的広範囲に存在する仮想空間に保管するため、細分化されたデータから元のデータを盗用できない
災害時のデータ消失の恐れがないなど、グリッドコンピューティングの利点を生かしたセキュリティ上の優位性を持つ。
中小企業にビジネスソリューションを提供しユーザーニーズを把握しながら発展を目指すBD社のモデルは、ITビジネスでトップを走る
欧米企業に対抗可能なビジネスモデルとなり得る可能性が大きい。
今後BD社が構築したグリッドコンピューティングによるビジネスソリューションモデルが、外資に席巻されず大きく成長することを願う。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 グリッドコンピューティングによるビジネスイノベーション
00: 00: 41 グリッドコンピューティングによるビジネスイノベーション
00: 03: 55 資源のない日本を資源大国にする
00: 11: 32 GRID技術とは?
00: 17: 58 ビジネスモデル
00: 25: 10 仕組み
00: 32: 08 フォアキャスト
00: 35: 35 登録企業PCデータ
00: 37: 17 コスト削減を実現した技術
00: 38: 35 コスト削減を実現した仕組み
00: 46: 13 ナレッジスイートサービスバリエーション
00: 46: 57 ナレッジスイートの概要
00: 48: 05 機能の役割
00: 49: 47 さまざまなセキュリティ対策
00: 51: 24 GRID for PrivateCloud
00: 53: 52 GRIDの弱点
講師紹介: 村井 純(むらい じゅん)
慶應義塾大学環境情報学部 教授
慶應義塾大学工学部数理学科卒業、同大学院博士課程修了。1987年博士号取得。 1984年東京工業大学総合情報処理センター助手、1987年東京大学大型計算機センター助手。1990年慶應義塾大学環境情報学部助教授を経て、1997年より同教授。 1984年JUNETを設立。1988年WIDEプロジェクトを設立し、今日までその代表として指導にあたる。

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  アシスタント:内田 朱美

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