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BPUプロフェッショナル系 Information Technology > ITライブ154:村井 純

2010年ITの重要トピックと展望
ゲスト:藤原 洋氏(株式会社インターネット総合研究所 代表取締役所長/株式会社ナノオプトニクス・エナジー 代表取締役社長)


概要:
2010年の日本は、モバイル&クラウド・コンピューティングの元年になると予見する。
高速ワイヤレスネットワークのインフラ整備が世界に先駆けて進むことで、モバイルやクラウド技術の進化拡充が続く。
こうした技術の進展に伴いスマートグリッド構想も現実的なものになり、エネルギーの地産地消が現実味を帯びてくる。
2010年を契機に展開されるITの重要トピックスとその展望を株式会社インターネット総合研究所所長の藤原洋氏にご紹介いただきます。
2010年の日本はモバイル&クラウド・コンピューティングの元年になるだろう。
高速ワイヤレスネットワークであるWiMAXの基地局が政令指定都市と主要都市に前倒しで配備され、
LTE(Long Term Evolution)も世界に先駆けて導入されることとなった。
国土が狭く人口密度が高い日本は、インフラの整備が早く、
モバイル・コンピューティングの分野では世界に先行する位置づけにある。
iPhoneやGoogleアンドロイド携帯の登場によりスマートフォン市場が拡大しており、
日本製の端末も増えてくると思われる。

インフラの拡充に伴いクラウド・コンピューティングの利用も進むと考えられる。
国内のIT企業はSales ForceやGoogleなど米国企業の代理店として市場開拓の役割を担うことになるが、
Small Businessの分野では国内ベンチャー企業の活躍に期待できる。
またクラウド・コンピューティングが発展することでデータセンターの拡充が求められる。
日本の対応によってはアジアのHubになることが可能となる。

今、世界は第4次産業革命と言われる環境エネルギー産業革命に向かっており、
日本もこの分野での技術立国が必要である。
そこで期待されるのがスマートグリッドといわれる技術である。
これは家庭や各地域で発電し蓄えた電力を自動で調整し双方向に供給しあうシステムのことで、
高度なIT技術とホワイトスペース(テレビ電波の空き部分)を情報の交流に活用することで可能となる。
現在のところ、構想においてアメリカが先行しているが、
具体的な内容については日本の技術力がなければ成立しない。
アメリカでは、GEとGoogleが次世代電力技術で連携するなどのダイナミックな動きがあるが、
日本でも、大手電力業者が日本の送電網に適合した技術を検討し、離島などで実証実験を始めている。

これからは食糧だけではなくエネルギーも地産地消する時代になっていく。
地産地消型エネルギーグリッドと情報グリッドが統合されることが環境エネルギー革命の中核となっていくだろう。
日本がこの分野で果たす役割は大きいと考える。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 2010年 ITの重要トピックと展望
00: 00: 41 自己紹介
00: 01: 10 自己紹介
00: 03: 10 目次
00: 04: 15 2010年の日本はモバイル&クラウド・コンピューティング元年
00: 05: 40 【1】世界最先端のワイヤレス・ブロードバンド・インフラの登場①
00: 06: 20 【1】世界最先端のワイヤレス・ブロードバンド・インフラの登場②
00: 06: 57 【2】国産スマートフォンの登場
00: 07: 33 【3】本格化するクラウド・コンピューティングの利用①
00: 08: 53 【3】本格化するクラウド・コンピューティングの利用②
00: 09: 29 【3】本格化するクラウド・コンピューティングの利用③
00: 10: 45 【1】世界最先端のワイヤレス・ブロードバンド・インフラの登場②
00: 14: 30 【2】国産スマートフォンの登場
00: 23: 03 【3】本格化するクラウド・コンピューティングの利用③
00: 25: 45 【3】本格化するクラウド・コンピューティングの利用④
00: 30: 20 Mooreの法則とMoriの法則?情報社会は何をもたらすか?
00: 31: 25 Gorden.E.Moore博士もMoriの法則に感心
00: 33: 07 GDPから見える時代とは?
00: 34: 10 デジタル情報革命後の現在の時代
00: 34: 50 産業革命史における日本の役割
00: 36: 46 環境・エネルギー革命は既に始まっている!
00: 37: 46 2008年のドイツの電力市場
00: 37: 58 ドイツの太陽光発電量の推移
00: 38: 03 ドイツの再生可能エネルギー法の成果
00: 39: 28 スマートグリッドとは?
00: 40: 37 米エネルギー省が推進するスマートグリッド
00: 41: 11 米エネルギー省スマートグリッド標準規格を発表
00: 41: 20 米ニューメキシコ州のスマートグリッド計画
00: 42: 08 GEとGoogleが次世代電力技術で連携
00: 42: 26 グーグル「GooglePowerMetter」で参入
00: 42: 50 日本におけるスマートグリッド不要論?
00: 43: 08 動き出した「日本版スマートグリット?」
00: 43: 32 日本で始まった学術研究活動
00: 50: 18 ホワイトスペースの活用プロジェクトが始動
00: 51: 17 米国初のホワイトスペース活用通信サービス開始
00: 54: 30 「食」から始まった地産地消モデル
00: 54: 45 エネルギーと情報の地産地消モデル
00: 54: 58 エネルギーと情報の地産地消モデル
00: 55: 26 【2】ホワイトスペースをコアとした「地産地消グリッド」
00: 55: 40 【3】「地産地消型エネルギーグリッドと情報グリッド」の統合
講師紹介: 村井 純(むらい じゅん)
慶應義塾大学環境情報学部 教授
慶應義塾大学工学部数理学科卒業、同大学院博士課程修了。1987年博士号取得。 1984年東京工業大学総合情報処理センター助手、1987年東京大学大型計算機センター助手。1990年慶應義塾大学環境情報学部助教授を経て、1997年より同教授。 1984年JUNETを設立。1988年WIDEプロジェクトを設立し、今日までその代表として指導にあたる。

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  アシスタント:内田 朱美

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