グリー株式会社は田中社長が趣味で作ったSNS「GREE」を、2004年に株式会社としたものである。
2008年には東証マザーズに上場、売上高139億円の企業に成長する。会員数は現在1,512万人である。
グリーはSNSと無料のソーシャルゲームを連動させ、広告収入と有償のアバターやゲームのアイテム購入による有料課金収入という多彩な収益貢献ドライバーを持っている。
会員登録地域は全国に散らばり、男性が多く、30代以上のユーザー比率40%以上という特徴がある。
人気の「釣り★スタ」や「踊り子クリノッペ」ソーシャルゲームは自社開発、プロモーションにも力を入れており、
ネットを使わない人も多いという考えから、マス媒体も使ったメディアミックス戦略を採る。
田中社長はファミコン世代、ゲームと漫画に熱中する少年であった。
ゲーム発売時期を早く知るために日経新聞を読み、秋葉原で1日中PCの前でゲームをしていた。
大学の時に米国に短期留学、インターネットの将来性を見て、インターネットに関わるベンチャーに就職したいと思うようになる。
卒業後、ソニーの子会社に就職するが1年未満で楽天へ転職した。
オークションシステム開発を担当しながら、趣味でSNS作りを始める。
趣味なのでサーバーにお金をかけることも厭わず、ビジネスにする積りもなかったが、
10ヶ月で10万人の会員規模となったことの社会的責任を感じ、楽天から独立し起業した。
成功の鍵は事業ドメインが成長分野であったこと、
柔軟な事業戦略が取れたこと、
高い目標設定に置いたことにあると田中社長は語る。
起業時にはVCから1億円を調達、成功したベンチャーは創業メンバーが優秀であるとの考えから、知り合いの優秀な人材を誘った。
座右の銘は「頑張り続ける」。
誰でも出来る努力を続けることが、人より優位に立てるという考えからである。
ゲームも改善を継続していくことで、中身も充実する。
会員数を将来3,000万人までにしたいという。