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【向研会】電子マネーの動向


概要:
電子マネーは2007年以降急激に利用が拡大しており、今日ではポイントカードとの融合も始まっている。
近い将来、電子マネー・企業ポイントカードの戦国時代は終焉に向かうと考えられ、企業はこれらをうまく活用し自社の店舗への集客、商品購入へ導くことが重要になる。
今回は、今日の電子マネー市場や消費者の動向をまとめ、他国との比較も交えつつ今後の電子マネー市場の潮流を考察する。
電子マネーは2007年以降決済市場が急激に拡大している。
その背景には電子マネーとポイントカードの融合があり消費者の電子マネー・ポイント利用は急速に根付いてきている。
電子マネー決済の増加が効果流通枚数の減少の一因にもなっている。

電子マネーの発行会社は鉄道系・小売・通信企業系が中心であり
従来までの1社単独での顧客囲い込み戦略からSuicaとPASMOの連携や各コンビニチェーンでの利用可能電子マネーの拡大など、
相互乗り入れ戦略へとシフトしつつある。
その大きな要因として、少額決済は収益性が低く、
電子マネー単独で収益化を図るのが難しいことが挙げられる。

国内の主な電子マネーは、ソニーの非接触ICカードであるFelicaを採用している。
これらの電子マネー同士ではカード間の連携が容易であり、
電子マネーのコンバージェンスが急伸することが予想される。
ソニーはFelicaを電子マネーの巨大なプラットフォームではなく、一部品として捉えてしまったため、
電子マネーで世界を制覇する機会を逃してしまった。
ETCやPiTaPaもカードのポテンシャルとしては非常に大きいものを持っているが
運営事業体の視野の狭さから覇権を握るチャンスを逸してしまったと考えられる。

電子マネーと急速な融合を始めている企業ポイントであるが、
この世界では楽天が経済圏を拡大、Edyを買収しANAとも提携することで勝ち組になりつつある。
楽天が一歩抜きん出たことで今後は電子マネー・企業ポイントの戦国時代は終焉に向かうと考えられる。
ICカード(携帯)に電子マネー・ポイント機能が集約され、どこでも使えるようになるであろう。
企業にとってはこの電子マネーとポイントを活用し、自社店舗への集客や商品購入へと導いていくことが重要になってくる。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 電子マネーの動向
00: 14: 31 1.電子マネー・企業ポイントの位置づけ 1/5
00: 17: 58 1.電子マネー・企業ポイントの位置づけ 2/5
00: 19: 11 1.電子マネー・企業ポイントの位置づけ 3/5
00: 22: 48 1.電子マネー・企業ポイントの位置づけ 4/5
00: 24: 09 1.電子マネー・企業ポイントの位置づけ 5/5
00: 26: 59 1.電子マネー・企業ポイントの位置づけ(地域通貨)
00: 28: 25 1.電子マネー・企業ポイントの位置づけ(ETC)
00: 29: 53 2.電子マネーの普及 1/4
00: 30: 21 2.電子マネーの普及 2/4
00: 31: 29 2.電子マネーの普及 3/4
00: 33: 01 2.電子マネーの普及 4/4
00: 34: 33 3.業界構造・主なプレーヤー 1/3
00: 36: 30 3.業界構造・主なプレーヤー 2/3
00: 37: 27 3.業界構造・主なプレーヤー 3/3
00: 41: 51 4.消費者の利用実態 1/3
00: 42: 20 4.消費者の利用実態 2/3
00: 42: 56 4.消費者の利用実態 3/3
00: 43: 31 5.消費者の購買行動への影響(電子マネー) 1/3
00: 44: 11 5.消費者の購買行動への影響(電子マネー) 2/3
00: 45: 09 5.消費者の購買行動への影響(電子マネー) 3/3
00: 45: 49 5.消費者の購買行動への影響(企業ポイント) 1/3
00: 46: 03 5.消費者の購買行動への影響(企業ポイント) 2/3
00: 47: 09 5.消費者の購買行動への影響(企業ポイント) 3/3
00: 48: 10 6.主な論点
00: 50: 06 6.主な論点(企業を超えて富の移転は起こるのか?) 1/2
00: 50: 32 6.主な論点(企業を超えて富の移転は起こるのか?) 2/2
00: 50: 47 6.主な論点(ポイント、電子マネーが融合すると、誰が勝者となるのか?) 1/2
00: 51: 26 6.主な論点(ポイント、電子マネーが融合すると、誰が勝者となるのか?) 2/2
00: 52: 04 6.主な論点(マーケティング、サービスの方法がどう変わるのか?) 1/3
00: 52: 38 6.主な論点(マーケティング、サービスの方法がどう変わるのか?) 2/3
00: 53: 06 6.主な論点(マーケティング、サービスの方法がどう変わるのか?) 3/3
00: 53: 16 6.主な論点(電子マネー・企業ポイントは国境を越えるのか?) 1/3
00: 53: 51 6.主な論点(電子マネー・企業ポイントは国境を越えるのか?) 2/3
00: 54: 22 6.主な論点(電子マネー・企業ポイントは国境を越えるのか?) 3/3
00: 54: 43 6.主な論点(金融●●・クレジットカード会社の金融●●、反撃はあるのか?) 1/2
00: 55: 00 6.主な論点(金融●●・クレジットカード会社の金融●●、反撃はあるのか?) 2/2
00: 55: 15 6.主な論点(デジタル新大陸は誰が制するのか?) 1/2
00: 55: 48 6.主な論点(デジタル新大陸は誰が制するのか?) 2/2
00: 56: 11 7.まとめ(電子マネーはどこへ行くのか?企業はどう捉えるべきか?)
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼージャパン会長を経て、現職。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院政策学部教授、オーストラリアのボンド大学の客員教授でもある。
著書多数。

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