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BPUプロフェッショナル系 大前研一アワー > 大前研一アワー256

【大前研一インドネシアレポート第1弾】
新興大国インドネシア BRICsからBRIICsへ Part1


概要:
<二ヶ国語>

インドネシアは非常に親日的な国で国民も礼儀正しく優しいので、日本人には居心地のよいところである。
経済は発展しつつあるが、まだ安くて良質の労働力を得ることができます。
2004年にユドヨノ大統領が就任してから政治的、経済的に安定し、内需も拡大しつつある。
経済パートナーとして存在感を高めつつあるインドネシアの現地視察(バリ・ジャカルタ)から学んだことをまとめ、
アジアで日本企業が成功するにはどうすればよいかを2回シリーズで紹介します。

バリ島で行われた緑陰セミナーでは、3名のゲストを招きました。
在デンパサール日本国総領事館総領事鈴木栄一氏は、
インドネシア人が親日的であるのは単に経済的要因よるものではなく、
日本人が地道に信頼関係を築いてきたことに起因すると指摘した。

例えば1997年、1998年のアジア経済危機の際、
日本の企業人がインドネシアに残ってインドネシア人と一緒に経済回復に尽力したことが高い評価を得ています。

元東芝中国総代表の平田信正氏は、
2000年5月に中国でノートブックのトラブルが起きた直後に就任した。
バッシングを受けるなか「人が基本」、「中国に根付く」、「CS社会貢献」という経営理念を掲げ、
中国の実態に合わせた人事体制を導入。
東芝中国教育学院、研究センターという二つの重要な組織を中国人に任せて、
経営の現地化を実現した。
こうした努力が認められ、東芝グループは、
中国で最も権威ある社会貢献賞「光明公益奨」を2004年から4年連続受賞しました。

工業用ゴム製品製造会社であるフコクの執行役員飯田光孝氏は、
アジアで成功するためのポイントとして
  「ローカルスタッフの参謀を育てる」、
  「労務問題(法律・管理)に強くなる」、
  「外部専門家(法律・会計・建築)を活用する」、
  「社内不正の起きない仕組みを作る」、
  「企業間情報交換の場を活用する」を挙げた。

また飯田氏は、自らの介護体験を『タイあたりターミナルケア』に著し、
物価の安いアジア各国は、安心できる老後を日本人シニアに提供する可能性を秘めていることを示しました。
アジア新興国市場に参入するには、各国の民族性を理解して現地の人材を育成し、
パートナーシップを築くことが重要だ。

大前はかねてからBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)にインドネシアを加えてBRIICsとすべきだと提唱してきました。
このことは現地でも知られており、向研会のメンバーがインドネシア産業省を訪れ産業大臣との会合を持ったときには、逆に大前の意見が求められることになった。
次回は、ジャカルタの企業を訪問し、急成長の秘訣を探っていきます。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 新興大国インドネシアBRICsからBRIICsへ Part1
00: 05: 14 インドネシアに着目する理由
00: 07: 47 インドネシア全図
00: 08: 32 向研会インドネシア視察旅行訪問先
00: 10: 59 各地域の全国土と全人口に占める割合
00: 13: 16 ASEAN主要国での対日世論調査
00: 18: 02 アジア各国の外貨準備高の推移
00: 19: 02 アジア各国の対GDP比での輸出の割合
00: 19: 50 アジア主要国のGDP成長率
00: 20: 25 世帯可処分所得5,001ドル~35,000ドル以下の家計人口推移
00: 22: 20 アジア各国の対GDP比での個人消費の割合
00: 22: 53 主要国・地域の経済規模
00: 24: 47 アジアにおける日本企業の成功事例
00: 28: 29 バリ概要
00: 29: 27 国別のバリ訪問外国人数
01: 05: 55 アジア各国のFDIの流入状況
01: 06: 53 主な新興国の賃金比較
01: 12: 33 フコク
01: 30: 00 アジア新興国市場への参入の成功のカギ
01: 37: 59 インドネシア概要
01: 41: 19 インドネシア略史
01: 43: 40 インドネシアのGDP成長率の推移
01: 45: 28 ユドヨノ政権の軌跡
01: 46: 56 主な東南アジア諸国の失業率の推移
01: 47: 13 ムルヤニ財務大臣の財政・税務改革
01: 48: 24 インドネシア政府債務の対GDP比の推移
01: 48: 48 インドネシアの政府歳入の推移
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼージャパン会長を経て、現職。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院政策学部教授、オーストラリアのボンド大学の客員教授でもある。
著書多数。

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  アシスタント:大里 希世

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