住谷氏は、1943年和歌山県生まれ、慶應義塾大学商学部卒業後、
1965年にワシントンホテルなどを経営する藤田観光に入社、箱根小涌園で2年間研修を積みサービス業の基本をたたき込まれる。
1969年に先輩と二人で事業を始め、ケンタッキーフライドチキンのサブフランチャイズをスタートさせたのが起業の出発点。
ハードロックカフェ、トニーローマ、カプリチョーザなど、若者に人気のあるレストランを多数手掛けて成功する。
これと並行して、1990年から10年間、国際文化教育センターで、若い人の留学支援サービスを社会貢献事業として行っていた。
仕事が趣味のようなもの、生涯社会とかかわっていたいとの思いから、定年後に知人から聞いたメキシコで展開しているというキッザニアに興味を抱き、
即座に現地視察、日本の子どもたちにこそ体験型実践教育の施設が必要との思いから、
2004年キッズシティージャパン代表取締役社長兼CEOに就任、現在に至る。
キッザニアは、
1999年にキッザニア・デ・メヒコ社代表取締役社ハビエル・ロペス氏の手により誕生。
以来、年間80万人を上回る入場者で人気を博す。
集客力のある立地に加え、一流企業がスポンサーとして参加することで、安定した事業展開が可能となった。
日本のキッザニアのオフィシャルスポンサーは、東京・甲子園を合わせて101社。
それぞれの事業と関連のあるパビリオンを提供し、各種事業のノウハウを提供することで、
コンセプトにリアリティーを与え、子どもたちが本気になって体験できる環境を整えていることにより、
自社のCSRや、ブランド浸透にも影響力を持つようになっている。
来場する子どもたちは、自分でつくったハードルを乗り越える体験などを通じ、これからの実社会で生きる力を身に付ける。
自立した姿勢を子どもたちに教育することは、ニートなどの問題を考える上でも重要な意味も持つ。
今後は、名古屋、京都など全国6カ所にキッザニアを直営展開、キッザニアの運営ノウハウを指導していくことも予定している。