インターネット環境において、
SNSを意味するクラウド(Crowd)ソーシングと、
サーバーの塊を意味するクラウド(Cloud)コンピューティングの二つによって提供される
巨大なネットワークコミュニティーを、日本では総称してクラウドと呼ぶ。
インターネットweb2.0は、
携帯電話が身に付けて利用するウエアラブルコンピューターに変化するなど、さまざまなハードウエアを激変させた。
クラウドは、
ネットコミュニティーの爆発的成長、ライフスタイルの変革、社交と協働作業、
時間の使い方と情報受発信のスタイルなどを変化させることで、社会変革を巻き起こした。
クラウドソーシングにおいては、
すべての情報は補完関係にあるとの発想から、ボランティアは無償で情報を提供するため、
商品の価値が限りなくゼロに近づいていく。
知的財産権等の問題は残るが、情報産業は自身の方向転換を強く迫られることになった。
音楽、デザインなどの情報コンテンツ産業すべてがインターネットに吸収されることで、メディアの歴史的転換が始まったとも言える。
ネットコミュニティーから絶大な支持を受けたオバマ氏が米国大統領に選ばれるなど、
クラウドが世の中の方向性を決める時代になった。
IT技術の発展とともに個人の自由が拡大し、人々は、孤立・孤独・接触飢餓感を持つ。
企業は、社員のモチベーション向上には信頼感が必要不可欠だと再認識し、
居酒屋文化、社員旅行などに代わるコミュニティーとしての社内SNSが整備され始めた。
こうした社会の要請から出た認知要求・親和訴求によって、
クラウドは「大衆表現社会」の具現者として大きく発展している。
企業内の知識が陳腐化するスピードが増大している中で、ビジネスパーソンは、
自己変革による新たな能力の獲得を視野に入れてクラウドを十二分に活用し、輝ける未来を切り開いていってほしい。
次回は、社会変革に立ち向かうべくクラウドを活用する好事例を、掘り下げて紹介する。