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BPUプロフェッショナル系 大前研一アワー > 大前研一アワー249

【向研会】クラウド・コンピューティング~持たないITという選択~
ゲスト講師:沼畑幸二氏(アクセンチュア株式会社 パートナー)


概要:
クラウド・コンピューティングとは、あたかも雲から何か降ってくるかのようなイメージで、ネットワーク上にあるサーバーのサービスを活用できる新しいコンピューターの利用形態である。
持たないITは企業経営に大きな影響を与えるばかりでなく、新たな勝者を生む可能性がある。
我々は大きなIT革命の入り口に立っているのだ。クラウド・コンピューティングの特質と種類、それが企業にもたらすもの、解決すべき課題について解説する。
経営がITに期待しているものは、
 効果創出、
 目線の高い提案、
 迅速なサービス提供、
 コスト削減等である。

1990年代以降10年毎に景気後退とITコスト削減が繰り返された。
クラウド・コンピューティングは経営の期待に応え、
後戻りしないITコスト削減の解答となりうるのか。

クラウドは従来の購入し構築するシステムをとは違い、
電気やガス、水道のように必要な時に必要な分を利用するモデルである。
コストの変動費化、無制限のリソースの利用、すぐ使えるという特質を持ち、
企業のビジネスプロセス、ソフトウェア、プラットフォーム、インフラストラクチャに関する
4種類のソリューションがクラウドにより提供可能である。

ユーザー企業にもたらされるものはIT投資の最適化とスピード。
この出現によりハードウェアベンダーは購入者の変化、
ソフトウェアベンダーは利用料モデルへの変更、
システム・インテグレータは成果報酬型ビジネスへの転換が起こり、
彼らは新しいパラダイムに対応したビジネスモデルを検討、開始している。

企業ITの視点はハードウェアから利用へ、IT業界は利用者主導となり
勝者はIBMや富士通のような大企業からアプリ開発業者やユーザー企業に替わる可能性がある。

クラウドの活用事例として自治体の定額給付金システム、
いつでもアクセス可能な企業の情報インフラやグローバルシステムの構築といったものが既にあるが、
クラウドは導入が容易で様々な領域に適応可能なので企業特有の要件に影響されない領域から始めることで投資リスクの回避もできる。

クラウドはIT環境を大きく変革する可能性がある反面、
セキュリティ、統合・運用、コスト、カスタマイズ、パフォーマンス、ポータビリティという面で解決すべき課題がある。

企業ITの未来は持たないITの世界、
それは自前からの脱却によりITのスピードが経営のスピードに追い付き企業を超えた連携を加速することが可能となる世界でもある。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 クラウド・コンピューティング~持たないITという選択~
00: 07: 07 経営はITに何を期待しているのか
00: 10: 14 10年毎に繰り返される景気後退とITコスト削減
00: 12: 17 変革に向けて 新しい潮流-クラウド・コンピューティング
00: 16: 20 クラウド・コンピューティング その特質と種類
00: 19: 11 クラウド・コンピューティング 4つのモデル
00: 23: 18 クラウドは企業に何をもたらすのか
00: 25: 58 クラウドの影響-ITベンダーの動向
00: 29: 19 クラウドが変える企業IT
00: 32: 03 定額給付金にクラウドを活用すると
00: 33: 57 いつでもアクセス可能な情報インフラの実現 大手小売業A
00: 35: 17 ビジネス効果の刈り取りをスピードアップ 化学薬品メーカーB
00: 36: 43 SaaSでグローバルシステムを構築 大手コンピューター会社C
00: 38: 02 企業ITにおけるクラウド活用トレンド
00: 42: 09 どうアプローチすべきか 自社保有vsサービス化vsアウトソース
00: 43: 20 クラウドへの期待と解決すべき課題~1
00: 43: 34 クラウドへの期待と解決すべき課題~2
00: 46: 38 セキュリティへの対応 みずほフィナンシャルウェルスマネジメント
00: 47: 29 企業間共有が実現できる条件 保険業界から学ぶ
00: 49: 37 企業を超えたさらなるIT活用に向けて
00: 50: 01 まとめ 企業ITの未来-持たないITの世界
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼージャパン会長を経て、現職。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院政策学部教授、オーストラリアのボンド大学の客員教授でもある。
著書多数。

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