最適なデザインは、
顧客と企業が最も強く結び付くところで認知を高め、ブランド力を高め、企業の業績を上げる。
統一感に欠けたデザインは、企業内での運営ロスを生み、顧客に混乱とストレスを招き、業績の悪化につながりかねない。
企業からお客さまに伝えるデザインをマネージすることは、ビジネスパーソンの大切な仕事である。
ビジネスデザインは、
①ブランドロゴ(Brand logo)、
②アイコンや二次的デザイン(Secondary graphics)、
③ブランドカラー(Brand Color)、
④書体、コピースタイルやネーミング(Typography)、
⑤形状(Shape & Texture)の
五つの要素からなる。
①Brand logoは、顧客と企業との過去の経験をつなげる触媒として、
例えばハーゲンダッツ、シャネルのように、小さなロゴを見ただけで顧客はその会社、商品のイメージがぐっとよみがえるもの。
ロゴの力は、顧客が持つ経験を補足し、強化することにあるので、一貫して同じロゴをずっと使い続けることが肝要である。
②Secondary graphicsは、文字も企業名もない形状だけのアイコンだが、
たばこのマルボロのように一目で商品がイメージできるもの。
最近はデザインのライフサイクルが短くなっているが、長期的に使われる不動のデザインがベースにあることによって、短期に変化させるデザインが意味を持つ。
③Brand Colorは、例えばエルメスオレンジのように、感性に響くデザインでありながら、ビジネスツールとしてうまく運用できるもの。
色を選択する場合には、同業他社と異なる差別色を用いるか、業界・商品イメージに合ったCategory Colorを用いるか、
自社の表現したいイメージのConceptual Colorを用いるかを戦略として検討する。
経済が停滞する今こそ、日本企業は、企業目線を顧客目線に変え、
デザインをビジネスツールとして盛んに活用するデザイン戦略を確立し、次の繁栄の礎を築いてほしい。
④Typography、⑤Shape & Textureについては次回で検討する。