ザッパラスは2000年に設立、従業員171名、売上高103億円、経常利益は27億円である。
2005年の東証マザーズ上場を経て、2009年には東証1部上場を果たした。
携帯への占いやデコメといったコンテンツの提供と、F1層をメインターゲットにしたオンラインショッピングサイトの運営が主な事業内容である。
社名を知らなくてもJR山手線車内のモニターで占いを提供している会社といえば、ご存知の方も多いだろう。
会員数5.1百万人の内、有料会員数は2.2百万人、女性比率75%。年齢構成は20歳台42.4%、30歳代30.4%である。
強みはF1層を中心とした顧客層、コンテンツを通じユーザーの属性データ蓄積が可能、継続型ビジネスモデルという3点である。
占いはニュースや天気予報と並び、朝の民放TV番組で必ず提供されることでもわかるように飽きのこないものであることに加え、
提供に際し占うための会員の詳細データ収集が可能という特徴を持っている。
会員データベースを活用し嗜好を予測、嗜好に合ったコンテンツや商品等の提案をメールで行っている。
占いに続くものとして今はデコメに注力している。
年齢を超えた携帯メールのやり取りや、直接文章にすることに躊躇いがあり、
絵文字を多用する日本人の性格も手伝い、デコメが次のキラーコンテンツとなるという読みからである。
モバイルプラットフォームは現在のキャリアの公式ポータル中心から、カード会社やSuicaが認証、
課金を提供するポータルサイトへ多様化してゆくだろうと杉山氏は予想する。
成功の鍵は事業並びにターゲットの選択と集中、データベースに基づくコンテンツ作りの経営に特化したことであったと杉山氏は語る。
多くのベンチャー企業経営を経験後、入社した杉山氏がまず行ったことは、全体の1/3、更にその10%しかなかったモバイル占いサイトへの集中と他部門のリストラであった。
座右の銘は着眼大極着手小局、ビジネスの成功はまず足元を固めてからだと語る。