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BPUプロフェッショナル系 Information Technology > ITライブ153:村井 純

コンテンツデリバリーの未来像
ゲスト:松栄立也氏(株式会社デジタルメディアマート 代表取締役社長)


概要:
ブロードバンド配信サイトDMM.comを運営する株式会社デジタルメディアマートは、2009年8月にゲーム機のプレイステーション3に専用ブルーレイディスクを入れるだけで
ネットワークにつなぎ動画配信を受けることができるサービスを開始した。各界から注目されるこのビジネスの可能性とは何か。
マルチプラットフォーム化が進むデジタルコンテンツデリバリーの未来像とその中で日本企業が果たす役割について、松栄立也社長に聞く。
株式会社デジタルメディアマートは、
ブロードバンド配信サイトDMM.comを運営する企業である。

同社は1988年にリアルビデオの動画配信を見た松栄社長が
「将来、ビデオやCDなどのパッケージというものがなくなるだろう」という前提でスタートした。
それ以来「コンテンツアグリゲーターである」というポジションを崩していない。

DMM.comは現在、約255万人の会員数であり売上高は約250億円である。
当初、コンテンツのデジタル配信が伸び悩んだが、2003年に補完的な事業として始めた
DVDやCDのオンライン通販がヒットし、相乗効果を生むことによって2007年に黒字化した。
現在、実績の80%以上は動画配信や物品販売が占める。

2008年12月、セットトップボックスという機器をつなぐだけで、テレビで配信された動画を観ることができるサービスを始めたが、
現在のところ低迷している。その理由としてはテレビの端子の“取り合い”に負けているのではないかと考えられる。

そこで2009年8月に、プレイステーション3(PS3)に専用ブルーレイディスクを入れるだけで
ネットワークにつなぎ動画配信を受けることができるサービスを開始し、注目を集めている。

これからのコンテンツ配信はパソコンだけではなく、テレビ、ゲーム機、携帯電話などマルチプラットフォーム化すると考えられる。
コミュニケーションツールの発達したネット時代は本当にいいコンテンツだけが生き残っていくので、
プラットフォームだけが増えても不十分である。
したがってコンテンツ製作者に報酬を含めた十分なインセンティブが与えられ、いいものを作れば報酬が得られる状態を作らなければならない。
その意味でもプラットフォームを慎重に整備して、コンテンツ製作者に対価が支払われる仕組みを作ることが不可欠である。

また、ブロードバンド接続が常態化した時にテレビ画面を誰が“乗っ取るか”は非常に重要である。
PS3を通じてテレビをネット接続するビジネスは、誰も手がけておらず、
日本発の新たな世界標準のビジネスとしてグローバル展開が大いに期待できるものであると評価できる。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 コンテンツデリバリーの未来像
00: 01: 26 DMM.com
00: 03: 14 サイトプロフィール
00: 03: 43 サービス概要(1)
00: 08: 48 サービス概要(2)
00: 09: 08 サービス概要(3)
00: 11: 20 狙い
00: 12: 33 DMM.TV for STB 2008年12月
00: 16: 55 DMM.TV for Blu-ray Disc 2009年8月(1)
00: 23: 51 DMM.TV for Blu-ray Disc 2009年8月(2)
00: 33: 14 1.マルチプラットフォーム対応とクラウド
00: 41: 59 2.コンテンツ製作者に十分な報酬を
00: 44: 53 インターネット生中継実績
講師紹介: 村井 純(むらい じゅん)
慶應義塾大学環境情報学部 教授
慶應義塾大学工学部数理学科卒業、同大学院博士課程修了。1987年博士号取得。 1984年東京工業大学総合情報処理センター助手、1987年東京大学大型計算機センター助手。1990年慶應義塾大学環境情報学部助教授を経て、1997年より同教授。 1984年JUNETを設立。1988年WIDEプロジェクトを設立し、今日までその代表として指導にあたる。

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  アシスタント:内田 朱美

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