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BPUプロフェッショナル系 組織人事 > 組織人事ライブ507:川上真史

企業が行なう児童・学生教育のポイント
~企業だからこそできる教育~
ゲスト:毛受芳高氏(NPO法人アスクネット 理事)


概要:
人材不足を解消するために、優秀な人材を企業間で奪い合っているのが現状である。
競争を激化させても、日本社会全体として見たときには問題を解決することはできない。
企業が求める人材を企業自身が教育の場に参入して育成していくべきだ。
例えば職業体験などは全国の中学校の95%が実施しているが、それ以外にも企業にできることは数多く、子どもたちも企業との関わりを求めている。
企業と学校との教育連携を進めているNPO法人アスクネットの毛受理事に、企業ならではの教育の在り方を伺う。
企業も地域の教育資源であり仕事を通して社会に貢献する意味と喜びを企業は言葉ではなく体験によって子どもたちに教えることができる。
毛受氏が理事を務めるNPO法人アスクネット(愛知市民教育ネット)は、
教育コーディネーターとして「地域」と「学校等の学びの場」の仲介役を果たしている。

取り組みの一つに、教育CSR(企業の社会的責任)があり、
企業は学校に次のような援助をしている。
  ①市民講座、
  ②工場見学、
  ③職場体験、
  ④プロジェクト学習支援、
  ⑤実践型インターンシップ、
  ⑥NPO・学校への協賛金等。
このようなはたらきかけによって小学生の場合は職業への興味を刺激し、視野を拡大することができる。

中学生に対しては目標となる大人像、生き方、仕事観、社会観の形成を助けられる。
高校生では現実とのバランスのとれた将来選択に大きく影響すると考えられる。

では、企業にはどんなメリットがあるのだろうか。
地域で尊敬され存在感が拡大することが挙げられる。
子どもたちに教えることで社員が自分の仕事に誇りを持つため士気が向上し、企業への忠誠心も高まる。
子どものときに企業の教育を受けると、その企業に関心を持ち、有能な若者を雇用するチャンスが増えるに違いない。

例えば自動車部品などを製造しているアイシン精機は地球上の生物への共感をベースにした体系的な環境学習プログラムを実施している。
河村電気産業は工場見学に際して作業の改善策を子どもたちに考えさせる「カイゼンゲーム」を取り入れ、仕事の面白さを教える。
富士特殊紙業は自社で開発した水溶性のインキでパッケージを印刷する技術を用いて
小学校5年生を対象に「ものの溶け方」について実験授業をし、ブレーカーや配電盤を製造している。
日東工業では電気が供給される仕組みについての授業を行っている。
各企業の真摯な取り組みは高く評価され企業イメージは上がるばかりである。
長期的なビジョンを持って教育に関わっていくことも、これからの企業の使命となってくる。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 企業が行なう児童・学生教育のポイント~企業だからこそできる教育~
00: 01: 16 毛受芳高氏プロファイル
00: 02: 54 企業が行なう児童・学生教育のポイント~企業だからこそできる教育~
00: 03: 28 学校任せの教育の時代は終わった~企業が取り組む児童・学生教育~
00: 04: 01 問いかけ
00: 05: 29 NPO法人アスクネット(愛知市民教育ネット)
00: 06: 56 NPO法人アスクネットの主な活動(平成21年度実績)
00: 15: 25 なぜ企業が教育に関わる必要があるのか?
00: 21: 42 企業の教育参加の手段とメリット
00: 30: 11 アイシン環境学習プログラム
00: 37: 50 工場見学の事前事後学習として 河村電器産業(株)カイゼンゲーム
00: 40: 22 企業が参加する理科授業
00: 43: 05 職場体験・インターンシップ
00: 44: 48 体系化することでより効果をたかめた職場体験プログラム
00: 47: 23 キャリア教育(職場体験)で印象に残っていること
00: 49: 12 「働く意欲」への効果
00: 50: 10 「学校での学習と社会のつながり」
00: 53: 47 「キャリア教育」と「学力」の関係
00: 55: 00 人材は「林業」的ビジョンをもち、「農業」的に実施する
00: 57: 19 今日のまとめ
講師紹介: 川上 真史(かわかみ しんじ)
タワーズワトソン ディレクター/株式会社ヒューマネージ 顧問
京都大学教育学部教育心理学科卒業。産業能率大学総合研究所、ヘイ・コンサルティンググループを経て、現職。
数多くの大手企業の人材マネジメント戦略、人事制度改革のコンサルティングに従事。
近著に『コンピテンシー面接マニュアル』、『できる人、採れてますか?―いまの面接で、「できる人」は見抜けない』(共著・弘文堂)、『仕事中だけ「うつ」になる人たち―ストレス社会で生き残る働き方とは』(共著・日本経済新聞社)、『会社を変える社員はどこにいるか―ビジネスを生み出す人材を育てる方法』、『自分を変える鍵はどこにあるか』、『のめり込む力』(ダイヤモンド社)、『最強のキャリア戦略』(共著・ゴマブックス)など。

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  アシスタント:岩崎 里衣

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