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BPUプロフェッショナル系 マーケティング > 情緒価値をつくるブランディング 03

ブランド再生のプロセス


概要:
知名度とセールスが比例しない商品は、もはや市場から消えるしかないのか。必ずしもそうではない。
知名度というアドバンテージを活かさないのは宝の持ち腐れだ。
「知っている」という状態から「欲しい」というアクションを引き出すうえで重要なのは、ブランドの価値を消費者に伝えるブランド・コミュニケーションである。
最終回は、ブランドの持つポテンシャルをいかにして引き出し、消費者の心に訴える情緒機能と結びつけていくかを考える。
懐中電灯は、家庭における保有率が極めて高いながらも、日常的に使われたり、定期的に買い換えられたりする商品ではない。
使用シーンは災害や停電のときというように極めて固定化されている。
ブランド再生の一歩は、既成概念、前例主義を徹底的に破壊することから始まる。
ポテンシャルを引き出すことによってヒットした商品の例に、携帯電話のカメラ機能がある。
もともと「携帯するもの」である携帯電話とふと街で出会った人・風景を手軽に写真に収める「写メ」は非常に相性がよい。
じっと座って遊ぶイメージしかなかったゲーム機に、プレーヤーが体を動かしながらコントローラーを操作するという楽しみ方を提供したWiiも隠れ価値を見つけた商品の一つ。

隠れ価値を見つけるには、対象となる商品をステレオタイプに分析するとよい。
例えば「WHO」「WHEN」「WHERE」「WHAT」というシンプルな切り口でイメージする。

そのイメージを「逆転させたり」「矛盾させたり」「展開させる」ことで新しい発見がある。
懐中電灯のWHENを逆転させると、「夜」(暗いところ)ではなくて「昼」。
そこに「世代インサイト」「社会インサイト」「カテゴリーインサイト」をからめていく。

懐中電灯のWHOを展開すると、一家に一台ではなく「一人一台」。
一人に1台の懐中電灯を持たせようとすれば、形状も変えた方がよいという発想が生まれるはずだ。
ブランド・コミュニケーションで重要なことは3つ。
  「Who to say?(ターゲット)」
  「What to say?(ブランディング・アイディア)」
  「How to say?(クリエイティブ&メディア・アイディア)」。

「Who to say?」で関橋氏が推奨するのは、「人違い法」である。
商品にジャストミートしない層をあえてチョイスすることで、意外なビジネス機会が開けるという。

その次は「What to say?」だが、多くの企業はこれを無視して「How to say?」に行きがちだ。
メディアへの露出も重要だが、大切なのはコアとなるブランディング・アイディアをしっかり持つことが重要。

クリエイティブであるためには、非常識を愛し、常に好奇心を大切にすることが肝要だと関橋氏は言う。
今「常識」と呼ばれるものの多くは、もともと「非常識」から始まっているのだ。
「奇」という漢字を見てみると、そこには「大いなる可能性」が潜んでいる。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 ブランド再生のプロセス
00: 00: 31 各回のテーマ
00: 00: 53 なぜ、キットカットが受験のお守りになったのか?
00: 02: 14 ブランド・コミュニケーション
00: 08: 24 隠れ価値を発見したもの
00: 13: 23 ブランド・コミュニケーション
00: 18: 59 隠れ価値を発見するプロセス
00: 19: 33 隠れ価値を発見するプロセス
00: 20: 53 3つのインサイト
00: 27: 01 懐中電灯の隠れ価値
00: 27: 37 懐中電灯の隠れ価値
00: 28: 49 ブランド・コミュニケーションの3つのポイントで整理する
00: 30: 34 クリエイティブなターゲットを探す
00: 38: 25 2つの価値を見直す
00: 42: 13 インスタントコーヒのブランディング・アイディア
00: 43: 37 懐中電灯のブランディング・アイディア
00: 47: 56 Branding Idea vs. Creative Idea
00: 48: 47 クリエイティブ・アイディア
00: 49: 36 クリエイティブ・アイディア
00: 55: 22 まとめ「ブランド再生は?」
00: 59: 07 常に、クリエイティブであるために
講師紹介: 関橋 英作(せきはし えいさく)
クリエイティブ戦略家

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