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BPUビジネス基礎講座 新・組織論再入門 > ビジネス基礎講座 新・組織論再入門 18

人と組織を考える 3
幸福なキャリア形成を求めて


概要:
終身雇用が一般的であった時代には誰もが会社に依存していたが、いまは自分のキャリアは自分で考える時代になっている。
社内での出世を目指すか、それとも独立するかと迷う人は多いが、簡単に決められるものではない。
従来の固定的な勝利のイメージに縛られるのではなく、自分が本当にしたいことを知り、それを実現するにはどうすればよいのか。
自分にとっても社会にとっても有益な仕事を遂行し幸福なキャリアを形成する方法について考察する。
仕事で成功するタイプには、「白地に絵を描く」起業家タイプと「組織で成功した」経営者タイプの二つがあるが、
第三の道としてイタリアの熟練技術者、プロフェッショナルなプロジェクトリーダーであるプロジェティスタの働き方を提案したい。
イタリアのプロジェティスタは独立しているが、日本では社員として社内でプロジェクトリーダーになる社内プロジェティスタが最適だ。
社内起業家のようなスタイルで働くことが組織の花形として認められるようになれば、企業内でも自由で創造的な働き方が可能になる。

例えば日本でもホンダはこれに似た制度を採用しており、組織長よりも自動車プロジェクトのリーダーである
チーフエンジニアにあこがれる社員が多い。
幸福なキャリアを形成しようとするなら、他人から与えられたゴールを追い求めるのではなく、自分にとって満足できる生き方とは何かを
自問する必要がある。
自分の望み、夢や希望、Willを明らかにすることが重要だ。キャリア論では、「Will」「Must」「Can」をバランスよく広げて三つが重なる部分を
増やすことを推奨するが、多くの人にとってMustが大きすぎるためにうまくいかない。
想いを実現するためのキャリアデザインは「Canの棚卸」「Mustの縮小」「Willの発見」というステップを踏む。
自分史を分析して自らの能力を知り、本当にしなければいけないこと必要なものを計算して確認、
そのうえで初めてしたいことについて考えることができる。大きくて正しいWillを持ち、社会リーダーへの道を歩むならば、自分も社会も幸福になろう。
自分の想いが分かったら、その想いをいま勤めている会社で生かすことをあきらめずに努力していただきたい。
一人が一歩進む勇気を持てば、課や部を動かし会社の総意を変え、ひいては社会を良くすることができるかもしれない。
最初は夢想家だと言われようと、何かを成し遂げたいという強い想いを持って、自分の夢にも他人の夢にも真正面から向き合って取り組んでいくことが大事だ。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 タイトル
00: 00: 45 幸福なキャリア形成を求めて
00: 03: 41 事を成す二つの方法論..
00: 06: 41 社内プロジェティスタのすすめ
00: 17: 31 人と組織の新たな関係構築
00: 20: 34 「勝ち組」、「負け組」、「負けず組」
00: 25: 53 幸福とは...
00: 26: 40 Will,Must,Canの理想論
00: 26: 58 実際のWil,Must,Can
00: 27: 57 Wil,Must,Canはどうあるべきか?
00: 30: 05 想いを実現するためのキャリアデザイン
00: 42: 18 Willの持ちよう
00: 45: 40 ビジョンの力、イメージの力
00: 55: 32 ワーク「想いの確認」
講師紹介: 野田 稔(のだ みのる)
明治大学大学院 教授
1981年、野村総合研究所入社。同社にて組織人事分野を中心に多数のプロジェクトマネージャーを勤め、経営コンサルティング一部長を経て、現職。また、株式会社アミューズに所属しテレビ・ラジオ出演、著作・講演活動等でも活躍中。
著書に『燃え立つ組織』、最強のキャリア戦略』(共著)、 『「やる気を引き出す成果主義ムダに厳しい成果主義』、『コミットメントを引き出すマネジメント―社員を本気にさせる7つの法則』。

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  アシスタント:孫 麻耶

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