国際経験豊かな5人の日本人グローバルリーダーをゲストに迎えてきた当シリーズの最終回。
「今の」グローバルは、80年代、90年代のそれとは違う。
欧米を中心にした国際ビジネスから、アジア、アフリカなど全地球を巻き込んだ「全球ビジネス」へと変わった。
ビジネスに求められるスキルは、
国内・海外という協会が消滅し、地球化した人材獲得競争も必然的に激しくなっている。
講師いわく、現在起きているグローバル経営の波は、
「戦略、組織構造」、「システム、スタンダード」のグローバル化に続く、「スキルの標準化」という第三の波だ。
この段階では、社員一人一人のレベルで全世界共通のスキルが求められるため、『国際部』にグローバルを押し付けられる時代ではない。
講師は「これでもグローバルに言い訳するのか」と口を尖らせる。
GEのイメルトは、グローバルピープルカンパニーを主張する。
知的付加価値の重要性が高くなっている今、世界中から優秀人材を獲得することが非常に重要なステージにあるということである。
日系企業海外現地法人では、
コミュニケーションの問題がフィードバック、権限委譲不足を生み、現地社員のフラストレーションを高め、
離職率や両者の不信感を高めるという悪循環に陥ることが多い。
しかし、どこかのステップを改善することができれば好循環に転換できる。
例えば、リーダーシップが発揮されれば、現地法人に見られるスタッフのモチベーション低下や離職率の高さなどが、一気に解消できるのだ。
講師は大前研一氏との対談を通じて、進展する全球化の中で、「ひきこもる日本人」と「立ちすくむ日本企業」の現状に改めて強い危機意識を感じたと言う。
一見グローバルリーダーの要件と思われる7つのスキルを紹介したTEENS(10代)のための教育書がアメリカで話題になっていることをとり上げ、
日本という国がいかにグローバルの醸成に置いて劣っているか、そしてこれから踏み出すグローバル環境が生易しいものではないことを苦言しつつも、
まず一歩踏み出す勇気を持つことを強く主張する。