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BPUプロフェッショナル系 起業と経営 > アントレプレナーライブ115:米倉誠一郎

【アントレプレナーシップ編84】
モーレツ社員の穏やかな起業
ゲスト:今野誠一氏(株式会社マングローブ 代表取締役社長)


概要:
人と社会のマングローブでありたいという理念で起業した今野氏であるが、当初は自身が経験したリクルートの目標管理や競争といったモーレツ経営であったため、
暫くして創業メンバーは離反し、今野氏は大きな転機に立たされることとなる。
迷い、悩んだ結果、掲げたのがチュラル経営であった。表彰制度や経営計画を立てることを不自然と感じ、社員の本来持っている力を発揮してもらう全員経営に至ったヒストリーを語って頂く。
海水域に生息し生態系の要となっているマングローブのような特徴を持った、人と社会を繋げる会社でありたいという理念で、
今野氏は1998年に株式会社カーベ・ディエム(現マングローブ)を設立した。
現在、従業員数は24名、組織力強化コンサルティングを主に行っている。
行動規範は30ブロックと呼ばれるものに落とし込まれており、毎週全員が一つをランダムに選び、翌週、振り返りを行う。
安心感、連帯感、成長感、熱中感、重要感という5感をベースとした風土デザインから、
従業員の幸福感へと繋がるということをコンサルティングの現場で、また自社でも実践している。
家族を迎えての入社式による安心感の醸成を始め、各種イベントや制度で5感を生み出す工夫をしている。
これらは今野氏が掲げるナチュラル経営の具体策でもある。

ナチュラル経営とは社員の本来持っている力を発揮してもらうことを考える、全員経営、自然か不自然かの3つであると今野氏は語る。

岩手県の酪農家の四男であった今野氏は、高卒後、リクルートを自ら選び就職、人事や総務でモーレツ社員となり、
優秀社員として表彰され、海外研修も経験する。
リクルートコスモスに転じた後も、株式上場やリストラで手腕を発揮するが、ある時マングローブを守る活動を知ったことから、
世の中に直接役に立つことがしたいと思い起業を決意。
スタッフワークのワンストップビジネスをスタートさせる。
起業資金は退職金で賄いスタートするも、やがて仲間の離反といった困難に直面する。
そんな中で、もっと自然な経営の仕方があるのではという模索から辿りついたのがナチュラル経営であった。
利益は否定しないが、経営計画や表彰制度は不自然と感じるのである。

「誰でも無限の可能性を秘めている」、「花開くのを待っている才能が必ずある」を座右の銘とする今野氏の経営は、
グラミン銀行を設立しノーベル平和賞を受賞したユヌス氏に通じるものがあるのではないだろうか。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 モーレツ社員の穏やかな起業
00: 00: 48 モーレツ社員の穏やかな起業
00: 01: 29 今野 誠一 プロフィール
00: 03: 54 会社概要
00: 11: 15 30ブロック
00: 12: 35 企業理念
00: 16: 04 コンサルティング導入事例【人材会社P社】
00: 16: 54 組織活性化策の全体像
00: 20: 25 鎖国研修
00: 21: 09 事後フォロー
00: 22: 32 5感をベースとした風土デザイン
00: 23: 12 5感とは
00: 23: 45 打ち手①-家族を迎えての入社式
00: 25: 37 打ち手②-全社会議「ビールミーティング」
00: 26: 26 打ち手③-委員会制度
00: 28: 26 打ち手④-納税祭り
00: 29: 40 打ち手⑤-チームポリシー『5+1の自慢』
00: 30: 23 打ち手⑥個人の肩書き
00: 31: 55 成功の鍵
00: 32: 12 ナチュラル経営
00: 34: 39 ナチュラル経営-具体策
00: 49: 06 ■起業の瞬間
00: 58: 38 座右の銘
講師紹介: 米倉 誠一郎(よねくら せいいちろう)
一橋大学 イノベーション研究センター長・教授
1953年、東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。1990年、ハーバード大学で歴史博士号を取得。早くからアメリカ・シリコンバレーのIT起業の状況などを見てきた。日米のベンチャー政策に詳しい。
『経営革命の構造』、『ネオIT革命』、『ジャパニーズ・ドリーマーズ』ほか、著書多数。

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  アシスタント:内田 朱美

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