川又氏は米国留学から帰国後の1973年に家業の不動産業を継いだ。
留学時代の経験から家具付で短期間での賃貸というウィークリーマンション事業を思いつき1983年にスタート。
1990年には47ヶ所、3,600室の規模にまでになった。
バブル崩壊後、
所有不動産価格の暴落と過剰な借金により経営危機に陥り、1999年に営業権をリーマンブラザーズへ売却。
ウィークリーマンション他6,941室、60棟売却後に残ったものは、
運用ノウハウを持っているマンションやレンタルオフィスの運営・管理業務であった。
同年にツカサ都心開発株式会社として再スタート、
現在の主たる事業はマンスリーマンションやレンタルオフィスの運営・管理という不動産事業に加え、
インターネットによる情報発信やセミナー開催を行っている情報サービス事業、介護施設や学校経営を中心とする福祉・介護企業の3分野に亘っている。
川又氏は再起までの3つのキーワードとして
「本業に根差した発想力の持続」、
「情報の整理」、
「生活リズムを変えない」を挙げる。
ネットカフェ難民が社会問題になれば、ネットルームを格安で提供、グループ内で雇用するといったアイデアが出てくるのも、本業に根差した発想力の賜物であろう。
夜9時以降は情報整理の時間に当てている。情報を大事にしているのは、将来何が起こるかを予測している情報が必ず存在しているということに気が付いたからである。
運営サイトのアクセス数はコンスタントに300,000回あり、将来は情報産業界にツカサの名前が出てくるという自信もある。
昔から自家用車は軽であり金満家に選ばれ時も贅沢をしたこともない。
昭和30年代村は伊豆で地域コミュニティーを作り、そこで介護や福祉事業を行うというものである。
団塊の世代の郷愁を誘う時代の建物は木造なので建造費が安く投資金額30億円、全国47箇所でも前回の借金程度で済むという計算も実は働く。
「今に見てろ!」を座右の銘に復活した川又氏の夢は大きい。