タレントマネジメントは、面、レベル、時間軸という次元で、体系的に考える必要がある。
・面=人材の特性的側面の管理(水平的分類)
・レベル=発達段階的側面の管理(垂直的分類)
・時間軸=状況変化への対応の管理
それぞれの次元は、具体的には以下のことをあらわす。
・面のマネジメント=能力的な特性の管理・拡大×人間的な特性の管理・拡大
・レベルのマネジメント=コンピテンシー・レベル×モラール・レベル
・時間軸のマネジメント=環境変化・企業戦略の変化による人材の必要性変化/採用・退職などによる物理的変化
タレントマネジメントを行ううえで、最低限必要となる基本データも企業はしっかりと整備をしておかねばならない。
・各人材のできること、やりたいこと
・各人材のコンピテンシー発揮および意欲のレベル
・今後予測される人材マネジメントに影響を及ぼす変化
タレントをどう動機づけるかも重要な問題である。人材の動機づけのキーワードは、
・今担当している仕事内容そのもの
・上司のリーダーシップ力そのもの
の2つに集約される。「仕事だから、上司だから仕方ない」は通用しなくなっている!
また、エンゲージメントにつながる要素は、仕事に対する「意欲、プライド、熱中」の3つであり、各要素は「意義・能力・難易度」のバランスによって高められる。
・意欲=意義と能力のバランス
・プライド意義と難易度のバランス
・熱中=難易度と能力のバランス
次に、上司のリーダーシップについて、3種類のリーダーシップの違いを見る。
・Mobilizing:全く新たなモデルを作り出す
・Visioning & innovating:問題を率先的かつ想像的に解決する
・Socializing:メンバーとの安定した関係を作る
3つのリーダーシップは、ビジネスの高度化→ビジネスの混沌化→ビジネスの安定化というサイクルの中で変化していく。
近年のタレントマネジメントは複雑化しており、頭の中だけでの管理は不十分となってきている。
また、タレントの動機づけには、仕事の魅力的な設計と最適なリーダーの配置が不可欠である。