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> 組織人事ライブ481:野田稔

ご機嫌な職場(6) ~サイボウズの事例 ~
ゲスト:青野慶久氏(サイボウズ株式会社 代表取締役社長)


概要:
グループウエアの開発・販売を行うサイボウズ株式会社は、創業12年目と新しい会社ではあるが、日経コンピュータ誌顧客満足度調査で7年連続1位獲得、「民間企業のITアプリケーション利用実態調査報告」でIBMやマイクロソフトなどを抜いて国内シェア1位となるなど、高成長を続けている。
同社の特徴として、社員がワーク重視とライフ重視から働き方を選べる選択側人事制度や、最大6年間取得可能な育児・介護休暇制度などの人事制度を紹介する。
サイボウズ株式会社は、
「情報サービスをとおして世界の豊かな社会生活の実現に貢献する」を企業理念とし、人間尊重の原則のもと、文化的価値創造を自社の存在意義と位置づけ、
従業員に対しては、
  一芸に秀でる、
  ベストを尽くす、
  誠実、
  チームワーク、
  人から学ぶ
という「五精神」と呼ばれる行動指針を掲げ、成果発揮を期待する。

同社は、「より多くの人が、より成長して、より長く働ける環境を提供する」ことを人事本部のミッションとし、創業以来、数年ごとに人事制度を見直しながら、社員が働きやすい制度設計を行ってきた。
特に特徴的なのは、選択型人事制度と休暇制度である。

サイボウズの選択型人事制度は、社員が自分の働き方を、ワーク重視(PS)とライフ重視(DS)から選択することができるというものである。
PSは場所・時間などを限定しない働き方であり、評価は能力重視の絶対評価である。
逆にDSは場所・時間などを限定する働き方であり、プロセス重視の相対評価で昇給等が決まる。

この選択型人事制度において特徴的なのは、
仕事の市場価値は考慮せず、あくまで時間の視点での選択肢を用意し、従業員それぞれのワークライフに対応することを目指しているところである。
現在、約200名いる社員のうち、8名がライフ重視の働き方を選択している。

休暇制度の充実は、サイボウズの人事制度の、もう一つの特色である。
育児休暇制度と介護休業制度はいずれも最長6年間取得でき、回数制限がなく、法的要件を大きく上回っている。
ライフ重視社員が育児・介護の際に適用できる短時間勤務は、勤務日と勤務時間を社員自らが決めることができ、期間制限なくその働き方を適用できるといった非常に柔軟で使いやすい制度となっている。

同社の考える人事評価の原点とは、一人ひとりの顔を見て、丁寧に考え、慎重に書く(鉛筆をなめる)こと。
評価制度の基本を、能力主義に基づく絶対評価としているのもこういった方針からである。

講師紹介: 野田 稔(のだみのる)
明治大学 大学院 グローバルビジネス研究科 教授/株式会社ジェイフィール代表取締役社長
1981年野村総合研究所入社。同社にて組織人事分野を中心に多数のプロジェクトマネージャーを勤め、経営コンサルティング一部長を経て、現職。 また、株式会社アミューズに所属しテレビ・ラジオ出演、著作・講演活動等でも活躍中。著書に 「燃え立つ組織」「最強のキャリア戦略」(共著)、 「やる気を引き出す成果主義ムダに厳しい成果主義」「コミットメントを引き出すマネジメント―社員を本気にさせる7つの法則」がある。

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  アシスタント:岩崎里衣

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