沖縄教育出版は安心、安全素材にこだわった健康食品や化粧品などを展開する通信販売会社である。
感謝・恩返し・お役立ちを重視し、「仕事は祭りだ!」と社内を盛り上げ、一体感を醸成している個性的な企業である。
特徴的なのは売上などの「目標」が存在していない点である。
同社の川畑社長は「目標は本来手段のはず。もっと目に見えない本質的な会社の目的を考えなければならない」と語る。
数値目標を掲げていないにも関わらず、同社の売上は成長を続けている。
これを支えているのが、「アフター」と呼ばれる顧客への電話営業である。
これは一般的なアウトバウンドとは異なり、既顧客に対する「お役立ち」を目指すもので、1人のアフター担当は最大800名の顧客までしか担当しない。
「お役立ちの喜び」を社員が感じることで、売上と社員満足度の向上を実現しているのだ。
同社で最も有名なのが朝礼である。
同社の朝は早く、皆7:30には出社して地域の掃除を実施。
その後、自主的な勉強会が行われる。
9:00から始まる朝礼では体操に始まり、各種業務連絡、感謝した話や心に残った言葉などの近況報告、文学作品の朗読や社員による余興まで行われる。
朝礼途中に休憩が入るほどで、毎週月曜と金曜の朝礼は約1.5~2時間に及ぶという。
社員は皆、この朝礼を嫌がらず楽しみ、社内の一体感を醸成している。
同社の採用は能力ではなく、経営理念との適合度やその人の心のありよう(人柄)を最も重視するという。
朝礼を一緒に楽しみ、盛り上げ、一体感を醸成してくれる人を採用しているのだ。
同社の人材マネジメントのコンセプトは「全員が主役」であり、障害者や高齢者も積極的に雇用し、差別せず皆と同じ仕事をさせている。
同社が目指すのは目的の追求である。
目的は「最大ではなく最良の企業を目指すこと」、そして「利益創出を通じて人を育て、仕事を通して社会貢献すること」にある。