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> 組織人事ライブ479:川上真史

09-10採用はどう変化するのか?
ゲスト:大柳岳彦氏(株式会社アトラクスヒューマネージ採用ソリューション事業部コンサルタント)


概要:
問いかけ:今年の新入社員の特徴を教えて下さい。

今回のゲストである大柳氏がコンサルタントを務める、株式会社アトラクスヒューマネジのデータ分析より、08(年入社者選考)採用と09採用における学生・企業の動きの違いや特徴を明らかにし、それに基づいて、10年採用に向けて企業が採るべき施策を提言する。
今後の採用活動においても売り手市場傾向は継続し、各社の採用スケジュールは集中化することが見込まれている。
大柳氏は、「丁寧な採用」と「納得感の醸成」によるリテンション戦略が重要であると主張する。  

大柳氏によると、08年と09年の採用動向は、各段階で次のようなものであった。

・プレエントリー
  08採用に比べると、09採用はやや全体的に後ろ倒しの傾向があるのに加え、09年のみ4月下旬に第2ピークが現れる。
  この時期までに思うような結果が得られなかった学生が、新学期早々に再度エントリーをしていることがわかる。

・本エントリー
  総プレエントリー数のうち、本エントリーした数の割合は、調査対象企業平均で約35%であり、この数値を下回っている企業については、何らかの改善策が必要である。

・社外セミナー
  12月と1月に開催が集中しており、08採用と09採用との間に大きな違いはない。

・自社説明会
  3月中旬のピーク後、3月下旬から4月上旬にかけて一度大きく落ち込む傾向は、08年・09年とも同じである。
  ただし落ち込み具合は09年の方が大きく、これは、一度開催のピークを過ぎた後、しっかりと個別対応に移行できていたことを示している。

・一次面接
  4月上旬のピークまでは08年・09年ともにほぼ同じ動きであったが、5月中旬以降、第2ピークが08年にのみ出現している。
  売り手市場だった08年採用で、4月までに予定数を確保しきれなかった企業側の焦りを感じとることができる。

・最終面接
  一次面接の実施状況に連動する形で、ピークは例年4月中旬~下旬におとずれている。
  そしてここでも08年のみ5月下旬に第2のピークが出現している。

また、定性的傾向として以下の特徴がある。
  ・オープンセミナーにおいて学生は、説明内容のほかに運営の手際や、そこで見る“人”の魅力に注目する。
  ・学生は基本的な情報はあらかじめ持っているので、企業説明会では新しい発見を求めている。
  ・企業選びの尺度が明確であり、ワークライフバランスを重視する学生も増えている。

以上の分析を踏まえ、企業が採るべき採用戦略として、
  ①選考ステップにおける有効学生数を最大化するための「丁寧な採用」
  ②リアルな情報、学生の求める情報の提供や、不安感を解消することによる「納得感の醸成」
の2点を提言する。

講師紹介: 川上 真史(かわかみしんじ)
ワトソンワイアット株式会社コンサルタント
早稲田大学 文学学術院 非常勤講師 株式会社アトラクスヒュ-マネージ 顧問
京都大学教育学部教育心理学科卒業。産能総合研究所、ヘイ・コンサルティンググループを経て、現職。 数多くの大手企業の人材マネジメント戦略、人事制度改革のコンサルティングに従事。

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  アシスタント:岩崎里衣

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