沖縄は国内で4番目に小さいが、人口増加率は3.3%と全国3位、経済成長率も2.5%と全国平均(2.4%)を上回り、県民の平均年齢も39歳と国内一若い。
本土から沖縄への移住者も多く、今、注目を集めている県と言える。
しかし、完全失業率は7.4%と全国平均4%より高く、その傾向は15~29歳において顕著である。
沖縄は核家族化が進んでおらず、ゆいまーる(相互扶助)精神が強いため、無理に働かなくとも家族が守ってくれるのだろう。
沖縄では若者が自然・社会両面で増加する一方、雇用の場は不足。
若年層の就業意識も低く、公務員志向が強いため、事務職は人気が高いが、IT・ホテルの接客業等には就きたがらない、という求人と求職のミスマッチが発生しており、問題となっている。
こうした中、「皆が生きがいを持って働く、自立した豊かな社会の実現」をコンセプトに、県主導で始められたのがグッジョブ運動である。
期間は2007~2010年度、目標は4万人の雇用拡大と失業率4%台への改善である。
この運動を実現するためには県民意識の喚起を行うと同時に、企業・学校・行政・個人が連携して行動を起こすことが必要である。
この行動を促すため、グッジョブ運動では3つの施策が柱となっている。
それは
「雇用の創出・維持」、
「ミスマッチの解消」、
そして「キャリア教育の推進」である。
IT津梁パークによる企業誘致(雇用創出)活動や、キャリアセンターを設立し、若年求職者に対するキャリア形成~就職支援等を行っている。
このキャリアセンターではカウンセリングやセミナー、模擬面接やインターンシップ、ジョブシャドウイング等が実施されている。
グッジョブ運動が始まってから1年。
雇用問題の現状や課題について、県民と行政の間に共通認識も出来つつある。
また、産官学各団体が自分たちに何ができるか考えるようになった。
運動を通じて若者の希望を創っていければ、今以上に活気溢れる県になるだろう。