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> 組織人事ライブ475:高橋俊介

日本溶解論 ~ジェネレーションZ研究~
ゲスト:三浦展氏(カルチャースタディーズ研究所主宰)


概要:
ジェネレーションZとは、70年代生まれの団塊ジュニア、ジェネレーションXの孫世代にあたる平成生まれの15歳から22歳の若者を指す三浦氏の造語である。
1千万人の人口規模を持つ彼らは、少子化による人材枯渇時代の到来を前に、企業にとっては無視しがたい存在になることは間違いない。
三浦氏著の『日本溶解論』を交えながら、ユニークなクロス集計をもとにジェネレーションZの生態と特徴を明らかにし、企業が彼らを社員として迎える際の心構えを説く。
65万部を超えるベストセラーとなった前著の『下流社会』以来、「階層」といった切り口でマーケティング研究を続ける三浦氏が目下注目しているのが、ジェネレーションZである。
この世代では、戦後の日本社会で良くも悪くも通念としてまかり通っていた「常識」がことごとく覆されている。
良妻賢母が死語となり、教育の現場では性差よりも個性を重視し、男女ともに「あるべき姿」を押しつける場面がなくなった。
結果、女性の男性化とも言うべき現象が生じているという。

ジェネレーションZを対象に実施したアンケート調査では、高学歴で経済的にも恵まれた「上流」女子ほど自らを分析するキーワードの上位に
   「決断力、包容力がある」
   「意志が強い」
   「何事にもチャレンジする」
   「気が強い」
   「人の上に立つ」
を挙げており、その比率は「下流」女子はもとより、「上流」男子よりも高くなっている。
親分肌の気質を持つ彼女たちは、リーダーとして活用できる人材の宝庫である。

女子が希望する職種ランキングの9位に「キャバクラ嬢」が入っていることに対し、三浦氏は「驚くことではない」という。
正社員への道は厳しいが、先輩たちがフリーターとなって苦しんでいる状況を目の当たりにしているZ世代は、就職というものを冷静にとらえている。
身分の不安定さは非正規と同じでも、収入は水商売のほうが断然高い。
若いうちに稼げる職業として自覚的に選択し、ある程度貯金ができたら、自分のしたいことをするという戦略を持っている。
Z世代は、仕事の目的をお金と挙げる一方で、仕事を通じて自己の成長、社会の役に立っているか、自分が必要とされているかを感じたいという承認欲求が強い。
裏返せば、意欲と能力の高い人ほど、成長実感、社会への貢献度が感じられないと、3カ月とたたずに辞めてしまう傾向がある。

彼らに「石の上にも三年」は通用しない。
小さな達成感を与えて欲求を満たし続けることが長期雇用の鍵となるだろう。

詳しくは三浦氏の最新著『日本溶解論』(スタンダード通信社)を参照されたい。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 日本溶解論 ~ジェネレーションZ研究~
00: 00: 20 本ファイルの内容の一部、または全部を無断で転用・転載することを禁じます。
00: 01: 01 三浦展氏 プロファイル
00: 02: 59 本日のテーマ
00: 03: 36 出生数と世代
00: 04: 07 ジェネレーションZ(Z世代)
00: 04: 54 今日の流れ
00: 05: 39 1.女らしさの崩壊と逆転する男女意識
00: 05: 51 性格 女/男比 PC調査
00: 08: 55 女子の性格の比較(年齢別) PC調査+「女性階層化調査」
00: 11: 32 階層意識別性格 PC調査
00: 13: 27 学校レベル別性格 PC調査
00: 15: 16 勉強好き嫌い別性格 PC調査
00: 17: 06 学校レベル別階層意識 PC調査
00: 18: 28 今後の生活に「希望を持っている」者の割合
00: 26: 15 2.性意識の解放と変質する職業意識
00: 26: 25 なりたい職業、してみたい仕事(女子、複数回答)
00: 29: 29 (図)現象が発生する長期・中期・促進要因
00: 37: 56 女子のなりたい職業別容姿への自信(自信があると答えた人の比率)
00: 40: 01 なりたい職業別 今後の生活への希望を持っている割合
00: 41: 32 なりたい職業別 今後の生活への希望を持っていない割合
00: 43: 13 なりたい職業別 今後の生活への希望を持っている割合
00: 45: 03 今後の生活への希望別 働くことの意味(複数回答 %)
00: 50: 00 3.ジェネレーションZ-携帯利用者の特徴
00: 50: 12 自動車メーカー・大型店・飲食店への好意度(女子高校生 MA)
00: 52: 47 欲しいと思う商品を見かける情報源(女子高校生 MA)
00: 53: 15 欲しい商品を見かけるサイト
00: 58: 48 今日のまとめ
講師紹介: 高橋 俊介(たかはししゅんすけ)
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授
組織・人事に関する日本の権威の一人。プリンストン大学大学院工学部修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ザ・ワイアット・カンパニーに勤務後、独立。
人事を軸としたマネジメント改革の専門家として幅広い分野で活躍中。主な著書に「自由と自己責任のマネジメント」「自立・変革・創造のマネジメント」「キャリアショック」「組織改革」「人材マネジメント論」がある。

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  アシスタント:岩崎里衣

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