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> イノベーションライブ351:一條和生

グローバル・リーダーシップ


概要:
何故、今グローバル・リーダーシップが必要なのか、そしてそのリーダーにはどのような能力が求められるのか、
また、リーダーはグローバルな問題をどんな風に解決しているのか。
リーダーに必要なものとして環境変化に対する感受性、好奇心、コミュニケーション能力等が挙げられる。
グローバル企業故のジレンマ、緊張には何があり、どうすれば克服できるのかを考えることを通じて、グローバル・リーダーシップについて考えてみたい。
日産の広告に「OMOTENASHI」という言葉が載っている。
日本語のおもてなしを世界へ説明するコミュニケーション能力がリーダーには求められているのではないか。
移動がクロスボーダーでもコミュニケーションがローカルに留まっているのでは、グローバル・トラベラーに過ぎない。
例え移動が国内でもコミュニケーションがクロスボーダーであれば、バーチャルなグローバル・リーダーであるし、移動がクロスボーダーであれば、リアルのグローバル・リーダーである。

ポーターのバリューチェーン(VC)を用い企業の形態を説明すると、
  VCが国内のみであればローカルまたはドメスティック、
  VCの一部が海外となっているものがインターナショナル、
  VC全体が海外で展開されているのかマルチナショナル、
  VCが地域間統合に留まるのがマルチリージョナル、
  そしてVCをグローバルに統合していて、オーバーラップを避けているものがグローバル企業である。

フラット化する世界でグローバル・リーダーに求められるのが水平的コーディネーション能力である。
その背景には部門間の対立は永遠になくならないが、企業活動においてはあらゆる要素が連関しているので、部門間の連系の促進を行わないと企業価値は高まらないからである。

同様に他社との連携の必要性も益々高まっている。
グローバル企業には、
  ローカル対応とイノベーションの世界展開、
  グローバル統合とローカル対応、
  イノベーション乃至知識創造と改善という
3つのジレンマがある。

グローバル化は効率、中央集権、本社という方向へ、
ローカルは対応、分権、支社という方向へ向かう。
グローバル企業にはこの振り子がどちらに振れるかという緊張状態が常に存在する。

グローバル・リーダーはグローバル・マインドセット等のグローバル・コーディネーション・ツールを用い緊張を克服する。
グローバルなマインドセットを持つことはローカルのリーダーにも必要なことであろう。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 グローバル・リーダーシップ
00: 00: 40 本日のテーマ
00: 01: 30 視聴者への問いかけ
00: 23: 36 Global Leader
00: 32: 13 会社の現状は?そしてどこに・・・1
00: 35: 09 会社の現状は?そしてどこに・・・2
00: 41: 54 水平的なコーディネーション能力
00: 50: 40 グローバル企業におけるジレンマ
00: 51: 41 グローバル企業における緊張
00: 55: 44 緊張を克服する
講師紹介: 一條 和生(いちじょうかずお)
一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授
日本における知識創造理論の権威の一人。1996年には、ダイヤモンド・ハーバードビジネスが行ったアンケート調査で、研修トレーニングに企業からよく求められる20人の大学教師の一人に選ばれている。一橋大学社会学研究科博士課程卒業。ミシガン大学経営大学院にて博士号(経営学)。専門は組織論。

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  アシスタント:西野七海

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