日産の広告に「OMOTENASHI」という言葉が載っている。
日本語のおもてなしを世界へ説明するコミュニケーション能力がリーダーには求められているのではないか。
移動がクロスボーダーでもコミュニケーションがローカルに留まっているのでは、グローバル・トラベラーに過ぎない。
例え移動が国内でもコミュニケーションがクロスボーダーであれば、バーチャルなグローバル・リーダーであるし、移動がクロスボーダーであれば、リアルのグローバル・リーダーである。ポーターのバリューチェーン(VC)を用い企業の形態を説明すると、
VCが国内のみであればローカルまたはドメスティック、
VCの一部が海外となっているものがインターナショナル、
VC全体が海外で展開されているのかマルチナショナル、
VCが地域間統合に留まるのがマルチリージョナル、
そしてVCをグローバルに統合していて、オーバーラップを避けているものがグローバル企業である。
フラット化する世界でグローバル・リーダーに求められるのが水平的コーディネーション能力である。
その背景には部門間の対立は永遠になくならないが、企業活動においてはあらゆる要素が連関しているので、部門間の連系の促進を行わないと企業価値は高まらないからである。
同様に他社との連携の必要性も益々高まっている。
グローバル企業には、
ローカル対応とイノベーションの世界展開、
グローバル統合とローカル対応、
イノベーション乃至知識創造と改善という
3つのジレンマがある。
グローバル化は効率、中央集権、本社という方向へ、
ローカルは対応、分権、支社という方向へ向かう。
グローバル企業にはこの振り子がどちらに振れるかという緊張状態が常に存在する。
グローバル・リーダーはグローバル・マインドセット等のグローバル・コーディネーション・ツールを用い緊張を克服する。
グローバルなマインドセットを持つことはローカルのリーダーにも必要なことであろう。