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> 異業種格闘技 02

異業種格闘技はなぜ起こるのか


概要:
異業種格闘技とは、異なる事業構造を持つ企業が、異なるルールで、同じ顧客ないし市場を奪い合う競争のことである。
企業を取り巻く環境は、刻一刻変化するもので、この変化に対応することが企業の成長・生死を左右するが、
最近の変化は、これまでのように同業種間の競争への対処という枠を取り払うインパクトを有している。
6回シリーズの2回目は、「どのような環境変化が現在の企業競争状況の要因となっているのか」をテーマに、近年急速に増加する異業種格闘技の背景を探る。
異業種格闘技とは、異なる事業構造を持つ企業が、異なるルールで、同じ顧客ないし市場を奪い合う競争のことである。
近年、異業種格闘技の事例が急速に増加しており、企業側もこれまでの業界のルール、つまり同じビジネスモデルで優劣を競うだけでは、成長はもとより、生き残ることも難しい経営環境にある。

現在の日本企業は、
  「経済の成熟化」
  「情報革命の進展」
  「競争のグローバル化」
という3つの環境変化に晒されており、それぞれが異業種格闘技を増加させる原因ともなっている。

「経済の成熟化」は、企業がこれまでと同じビジネスを行っている限り成長できないことを意味しており、必然的に、成長を求めて新規市場に進出する企業が増加し、異業種間の競争を引き起こすことになる。

「情報革命の進展」は、企業、市場、顧客それぞれに大きな変化をもたらしている。
例えば、消費者が情報武装化することは、価格比較サイトやオークション、コミュニティ型ビジネスなど消費者主導のビジネスモデルを誕生させ、
既存のルールでは適合できない市場を生み出した。
消費者の変化は、アウトソーシングやネットワーク型の組織形態への移行といった企業行動の変化をもたらしている。
一方、市場においても、情報の高度化は流通の抜本的改革やリスティング広告など新しい販促手法の登場を促している。
こうした環境の変化が、今までの競争のルールを無意味なものとしている。

さらに「経済の成熟化」とも関連した変化である「競争のグローバル化」は、日本企業が海外に進出すれば、当然、グローバル企業や現地企業との競争となり、
グローバル企業が日本に進出すれば、日本国内で海外企業と競争することになる。

こうした3つのメガトレンドが、結果として、消費者、企業、社会を変化させ、その当然の帰結として、「異業種格闘技」を加速させているのである。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 異業種格闘技はなぜ起こるのか
00: 00: 42 異業種格闘技はなぜ起こるのか
00: 01: 13 コースの概要
00: 01: 41 日本企業を取り巻く3つの環境変化
00: 20: 09 消費者が情報武装化すると
00: 56: 57 日本の企業・社会が変わる
00: 57: 27 異業種格闘技はなぜ起こるのか-まとめ
講師紹介: 内田 和成(うちだかずなり)
株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・アドバイザー
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て現在に至る。ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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  アシスタント:岩崎里衣

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