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> 営利組織と非営利組織のパートナーシップ 04

カンボジアの児童買春撲滅に人生をかける
ゲスト:村田早耶香氏(NPO法人かものはしプロジェクト共同代表)


概要:
特定非営利活動法人かものはしプロジェクトは、「カンボジアの子供に笑顔を取り戻したい。児童買春を撲滅したい」という代表・村田早耶香氏の強い思いにより2002年7月に設立された法人である。
同法人は児童買春の撲滅を訴えるだけではなく、その根本的な原因である深刻な貧困の解消に力を注いでいる。
かものはしプロジェクトの活動を紹介し、村田代表の強い思いを実現させるためにどのような仕組みとスケジュールで事業が進行しているのかを紹介する。
特定非営利活動法人かものはしプロジェクトは、
「強制的な商業的性的搾取を防止する活動を、持続的かつ発展的に行うことにより、より多くの子供たちが未来への希望を持って生きられる世界を実現させる」
というミッションのもとに2002年7月に設立された。

共同代表の一人、村田早耶香氏は大学時代に訪れたカンボジアで、子供が性的搾取の犠牲にされている現実を目の当たりにし、「子供の笑顔を守りたい。学校に行ってもらいたい」という強い思いを抱いた、という。
これが日本発、カンボジア児童買春撲滅団体誕生の第一幕である。

かものはしプロジェクトは、
   コミュニティファクトリー事業、
   サポーター事業、
   IT事業という
3つの事業から成り立っている。

カンボジアは歴史的な背景から、近隣諸国と比べて所得が低く、貧困家庭が多い。
コミュニティファクトリー事業は、子供を持つ親に仕事(一定水準の収入)を与えることで、子供を手放さなくても済む環境を作ることを目的としている。

サポーター事業は、日本においてかものはしプロジェクトの目的に賛同する人々を集めるための事業である。
いわゆる寄付金活動を中心としているが、寄付金の使用目的「児童買春撲滅」は極めて明確であり、また金銭以外に、人的ネットワークやビジネス・ノウハウといったかたちで団体を支援する制度(ミッショナリー)も有している。

IT事業は、PCスクールをカンボジアで運営し、子供が自立できるような職業訓練を行う事業である。
実際に、PCに関するスキルを得ることで将来への希望を持つ子供が現れている。
また日本では、企業のwebサイトを構築することなどで収入を得る事業も行っている。
ここで得た収入は、同法人の活動経費となる。

コミュニティファクトリー事業については、設立当初は日本のIT事業あるいはサポーター事業に依存する部分が大きいが、3年を目処に自立し、現地の人たちだけで運営できる体制を目指している。
プロジェクト・スケジュールをパイロットプロジェクト、第一ステップ、第二ステップに分けており、現在は成功事例を作ってノウハウを貯める第二ステップ段階にあるという。

かものはしプロジェクトは、とかく不透明になりがちな非営利組織の運営について、ウェブサイト(www.kamonohashi-project.net)を通じて積極的に活動内容を紹介している。
若い村田氏をはじめ、日本の若者たちが国際的な問題解決に取り組む姿勢を知りたい方は、是非ウェブサイトを見ていただきたい。

講師紹介: 稲増 美佳子(いなますみかこ)
株式会社HRインスティテュート 副社長
富士通のフィールドSEを経験した後、サンダーバード国際経営学大学院修士課程修了。 1993年、HRインスティテュート設立メンバー。 以来、組織と個人における「WAY(らしさ、ならでは)」づくりをミッションとしたコンサルティング活動や人材開発プログラムを実践。 ソシアル・エンタープライズとしての活動(ベトナムでの小学校づくり、など)も推進。HRI著作物の主要執筆メンバー。学習院大学文学部心理学科卒業。

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  アシスタント:西野七海

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