現在、外的報酬(金銭・昇進)を求める胡散臭い意志ではなく、
仕事とは何かを問いながらの取り組みが必要とされている。
それが内的報酬であり、本来の意味での意志力である。その為、現在の意志力の低下は胡散臭い意志への失望が高まる中で、
まだ本質的意志には至っていないという過渡期によるものである。
仕事の本質とは、
①自分が内的報酬を感じることへの取り組み
②それが他者(社内外)に対しても内的報酬になる取り組み
③それが世の中の発展や幸福に繋がる取り組みである。
これらが揃って初めて意志力であると感じるように世の中が発展してきている。
その為、本質的な意味での意志力を高めていく為に、
組織も大きなパラダイム転換をしていかなくてはならない。
従来の人材マネジメントとは、
①仕事とは我慢し苦労しながら取り組むものである
②組織の価値基準に個人を合わせる
③他の役割を犠牲にしてでも仕事の役割を全うするであった。
これは疑う余地のないパラダイムである。
従来、これらを全うすれば高い外的報酬が得られるという期待のもとに頑張り続けていた。
しかし、頑張ってもあまり面白くないという実感があった。
その為、それをやらせる為に
「こうしなければ強い罰が来るという脅し」を行っているのが
従来の人材マネジメントである。
現在、組織で起こっているパラダイムの転換とは、
①仕事は興味を持ちながら取り組むものである(エンゲージメント)
②異なる価値観のまま組織を形成する(ダイバーシティー・マネジメント)
③全ての役割のバランスを最適に保つ(ワークライフバランス)である。
これらに取り組まないと組織の中で社員の意志が出て来ない。
企業は社員が漠然と持っている本質的な意志力を引き出し、
具体的な意志に変える施策の導入をしなければならない。
その為に、
①マネジメント・リーダーシップの正常化
②外的報酬を中心とした動機付けから、内的報酬を中心とした動機付けへの転換が必要である。
“やりたいことを、自分を活かしながら、自分のやり方”で出来る場を
提供する事が求められている。