意思決定とは、
「複数の選択肢の中から、一つあるいはいくつかの選択肢を採択する行為である」と定義される。意思決定のプロセスは、
①確実性下における意思決定(結果が分かっている意思決定)
②リスク下における意思決定(結果の確率が分かっている意思決定)
③不確実性下における意思決定(結果の確率が分からない意思決定)
の3つに分類される。
更に、不確実性下における意思決定は
「曖昧性下(結果は想定できるが確率が分からない)」と「無知下(結果すら想定できない)」に分類される。
例えば、企業における意思決定は無知下の状態における意思決定であると言える。
また、意思決定に関する理論には、規範理論と記述理論がある。
規範理論とは、
どのような意思決定が望ましいかに関する理論(効用理論)である。
記述理論とは、実際にどのような意思決定をしているかに関する理論(行動意思決定論)である。
現在、記述理論が研究の中心であるが、そこで得た知見を規範理論に活かしていく必要がある。
意思決定の過程を把握することで“人々の意思決定の結果を予測できる”利点がある。
意思決定は、物の見方・視点・順番等、些細な事に影響される。
意思決定に影響を与える要因は
「フレーミング効果」と「心的会計」が有名である。
フレーミング効果とは、
言い方・物の見方によって、同じ問題でも違う意思決定をしてしまう効果である。
心的会計(心理的財布)とは、
人は心の中に色々な財布を持っているとして、どの財布からお金を支払うかで意思決定が変わる効果である。
意思決定は、
総合的な利得が高くなるように各人のフレームを通して決定される。
しかし、意思決定に要する時間、文系と理系、男性と女性等でもフレーミング効果に差が出てくる。
意思決定には
「加算型」「加算差型」「連結型」「分離型」「辞書編集型」「EBA型」の6つの方型がある。
最終的に“どれだけ正確に”“どれだけ楽に” 意思決定するかのトレードオフで意思決定を行っている。
その為、正確に分析した意思決定が必ず正しいとは限らない。
企業における意思決定でも同じ事が言えるのではないだろうか。
規範理論通りの意思決定が正しいとは限らないのである。