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> 組織人事ライブ452:川上真史

意志力の低下と組織問題(4) ~自分で作る意志力~
ゲスト:瀬川晶司氏(日本将棋連盟 棋士 四段)


概要:
プロ棋士である瀬川晶司氏をゲストに迎え、
瀬川氏がプロ棋士になるまでの軌跡をお聞かせ頂く。

一度は、年齢制限の壁に阻まれプロ棋士の道を諦めるも、
プロ棋士になりたいという強い意志から、日本将棋連盟にプロ入り嘆願書を提出する。

そして、61年振りの編入試験が実施され、念願のプロ棋士の夢が実現する。
そこから、瀬川氏の「道なき道を切り拓いていく強い意志」が伝わってくる。

瀬川氏は、自分で意志を切り開いてきた人物である。
小学校2年生の時に将棋のルールを覚え、6年生の時には将棋道場に通いプロ棋士の存在を知る。
そして、その時からプロ棋士の道を目指すことになる。
当時、負けるのが嫌いで、なぜ負けたのかを家に帰って必死に考え抜いたと言う。

従来、プロ棋士になるには奨励会に入会しなければならない。
そして、プロ棋士として認められるには4段に原則26歳までに昇格しなければならない。
しかし、瀬川氏は3段までしか昇格できず、年齢制限により奨励会を退会することになる。

ここで、一度プロ棋士の道を閉ざされるがその後、弁護士を目指して神奈川大学の法学部に進学する。
しかし、“弁護士はかっこいい”という程度の動機であった為、途中で挫折してしまう。
本当に弁護士になりたいという強い意志がないと、弁護士になれないことに気が付いたという。

大学卒業後、社会人として働きながら、アマチュア棋士として活動する。
その際、友人から“プロ棋士になるなら支援する”と言われたことがきっかけとなり、日本将棋連盟にプロ入り嘆願書を提出する。

そして、61年振りに編入試験が実施され、念願のプロ棋士になる。
プロ棋士とアマチュア棋士を比べると、勝つという結果だけでなく勝ち方が求められる厳しさがあると言うが、観客に面白いと思われなくてはならない。
しかし、将棋だけに打ち込む事ができる現在の環境に幸福を感じているという。

瀬川氏の話から、本当の意味の意志とは、
 ①自分以外の人も注目するテーマであり、
 ②それが広く関心を持たれるものであり、
 ③自分の力を最大限に発揮できるものであり、
 ④それが他者(集団)の内的報酬に繋がるものである 
と言える。

そして、意志を実現する為には、
 ■自分自身がやっていることに内的報酬を感じる 
 ■外的報酬を求めている場合は意志ではない 
 ■実現の為に必要な事は人一倍ではなく人十倍やる 
 ■解決できないことを解決しなければ意志は実現できない 
 ■周囲がどう見ているかを励みにすること 
が必要であると言える。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 意志力の低下と組織問題(4)
00: 01: 08 瀬川晶司氏 プロファイル
00: 04: 23 本日のテーマ
00: 04: 30 全6回の流れ
00: 04: 51 今日の流れ
00: 47: 37 プロとは
00: 53: 03 意志を実現するためには
00: 58: 45 今日のまとめ
講師紹介: 川上 真史(かわかみしんじ)
ワトソンワイアット株式会社コンサルタント
早稲田大学 文学学術院 非常勤講師 株式会社アトラクスヒュ-マネージ 顧問
京都大学教育学部教育心理学科卒業。産能総合研究所、ヘイ・コンサルティンググループを経て、現職。 数多くの大手企業の人材マネジメント戦略、人事制度改革のコンサルティングに従事。

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  アシスタント:岩崎里衣

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