ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
BPUプロフェッショナル系 大前研一アワー > 大前研一アワー223

【向研会】世界と日本における税制の現状と課題


概要:
個人と企業が、税制で国家を選ぶボーダレス時代に突入した。

人材・企業・資金が国境をまたいで自由に動くようになり、税制などのサービスが最もよい国に集中する傾向にある。
日本以外の世界主要各国は、所得税の減税・フラット化、相続税の廃止、法人税25%の方向に向かっている。

世界の潮流から取り残されてしまった今、
資金の流出を防ぎながら、経済を活性化するために、日本が課すべき税制について、大前氏が持論を展開する。

世界の富裕層、あるいは企業の資金は、低税率の国に集中する。

税率の低いスイスには、英国の歌手フィル・コリンズ、元F1ドライバーのアラン・プロスト、『ハリー・ポッター』で多額の収入を得た日本人翻訳者など、世界の富裕層が多数移住している。
アムリン社、オメガ・アンダーライティング社など、2005年の米ハリケーン被害の補償で財務が悪化したロンドンの保険会社は、タックスヘイブン(租税回避地)のバミューダに移転した。

これらに対して、
欧州諸国は相次いで税率引き下げを表明、スイスへ流れた資金を引き戻そうと、必死になって取り組んでいる。
アジアにおいては、ハブ国家を標榜する香港、シンガポールが法人税引き下げを主導し、ASEAN諸国も追随する必要に迫られている。

サンスターがスイスに本社を移転。日本電産、マブチモーターなどが海外に拠点を移して税負担を10ポイントほど軽くするなど、日本企業にも、低税率国逃避の機運が高まっている。

税制に関する世界の潮流は、所得税の減税・フラット化、相続税の廃止、法人税25%に向かう。
実質減税の13%フラットタックス制を導入し、申告額増加に伴い税収がアップしたロシアを筆頭に、世界の国では、税率を下げれば、逆に税収が上がることが実証された。

日本の国税当局のように目先の数字を追うではなく、納税者の心理を読み、個人・法人所得税などの直接税の税率を下げ、人材・企業・資金を呼び込むことで、国内消費の拡大に伴う消費税収入を増加させる方向に進まなければ、税収を確保できない。
日本のような老大国(成熟国)は、所得増がなくフローの伸びは維持できないため、フローへの課税からストック(資産)への課税にシフトすべきだ。

世界一高税率の日本は、国の将来を考えて、道州制への移行とともに、資産課税、付加価値税の税源をそれぞれ地方に委譲して、2500兆円の国民資産に1~2%、500兆円の付加価値(GDP)に5~8%の税率をかけるだけで、国家運営は十分に可能となろう。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 世界と日本における税制の現状と課題
00: 04: 18 要旨
00: 13: 03 ボーダレス時代と税制1
00: 13: 50 ボーダレス時代と税制2
00: 14: 22 「所得税、資産税」と「個人、マネー」の動向1
00: 15: 34 「所得税、資産税」と「個人、マネー」の動向2
00: 16: 42 「所得税、資産税」と「個人、マネー」の動向~スイス~1
00: 18: 08 「所得税、資産税」と「個人、マネー」の動向~スイス~2
00: 20: 32 「所得税、資産税」と「個人、マネー」の動向~参考 日本の課税逃れの資金流出~
00: 21: 50 「所得税、資産税」と「個人、マネー」の動向~シンガポール~
00: 23: 18 「所得税、資産税」と「個人、マネー」の動向3
00: 25: 53 「所得税、資産税」と「個人、マネー」の動向~フラットタックス~1
00: 26: 14 「所得税、資産税」と「個人、マネー」の動向~フラットタックス~2
00: 26: 53 「所得税、資産税」と「個人、マネー」の動向~フラットタックス~3
00: 27: 32 「所得税、資産税」と「個人、マネー」の動向~フラットタックス~4
00: 30: 18 「所得税、資産税」と「個人、マネー」の動向~相続税~1
00: 33: 34 「所得税、資産税」と「個人、マネー」の動向~相続税~2
00: 34: 40 「所得税、資産税」と「個人、マネー」の動向~相続税~3
00: 36: 50 「法人税」と「企業」の動向1
00: 37: 27 「法人税」と「企業」の動向2
00: 38: 05 「法人税」と「企業」の動向3
00: 39: 44 「法人税」と「企業」の動向4
00: 40: 51 「法人税」と「企業」の動向5
00: 41: 57 「法人税」と「企業」の動向6
00: 43: 26 「法人税」と「企業」の動向7
00: 45: 29 「法人税」と「企業」の動向8
00: 46: 59 「法人税」と「企業」の動向9
00: 47: 09 「法人税」と「企業」の動向10
00: 48: 03 「法人税」と「企業」の動向11
00: 49: 19 「法人税」と「企業」の動向12
00: 51: 28 「法人税」と「企業」の動向13
00: 52: 10 これからの日本の税制あり方1
00: 53: 35 これからの日本の税制あり方2
00: 54: 14 これからの日本の税制あり方~税制改革大前案~1
00: 56: 04 これからの日本の税制あり方~税制改革大前案~2
00: 56: 51 これからの日本の税制あり方~税制改革大前案~3
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼージャパン会長を経て、現職。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院政策学部教授、オーストラリアのボンド大学の客員教授でもある。
著書多数。

『大前 研一』をamazon.co.jpで検索

Copyright(c)