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> BCG戦略リーダーシップ05

規範リーダーシップ


概要:
個人の規範の乱れは、時に不祥事を引き起こし、企業の存続を左右することもある。

社会のグローバル化・情報化が進み、部下の活動を業務やプロセスのレベルで管理することが困難になった今、リーダーに求められているものは、従業員が規範を徹底的に理解し、自立的に判断・行動するための指針を示すことである。

本番組では、
企業人として個人が持つべき行動規範とは何か。
いかにして規範を浸透させていくかについて、人間の本質を加味したアプローチの方法を紹介する。

規範リーダーシップとは、
直接主導型で部下を指導する従来のヒエラルキー型とは異なり、個人が自律的に判断して活動できるネットワーク型社会に対応したリーダーシップである。

一般にビジネスマンは、
医師などのプロフェッショナルとは異なり、職業道徳を教え込むメンタリングの仕組みなどがなく、目的のためには手段を選ばないというバイアスが生じ、
何よりも利益が優先され、食品偽装、耐震偽装などに見られるように、道を踏み外しやすい。
従って、強力なリーダーシップの下で倫理観を確認しつつ個人が活動することが企業に求められている。

しかし、グローバル化、情報化の進展による副作用によって、業務やプロセスのレベルで社員を管理することは困難である。
そこで、行動規範を明示し、個々の社員が自律的に判断して、道を誤ることがないように、規範リーダーシップが重要視されてきた。

行動規範には、
本田技研の「夢・発見・ドラマ」のように、イメージを共有する右脳系。
韓国の産業財メーカーのように、規範を言語化・数値化された目標として設定する左脳系。
船場商法に見られるように、行動から始める身体系の三つのタイプがある。

これらを、リーダーが信じる哲学によって使い分け、あるいは組み合わせて提示していく。
リーダーが人間の本質を性善説と信じるならば右脳系で、性悪説と信じるならば左脳系で、現場主義ならば率先して行動する身体系で・・・、
というアプローチ手法を用いることによって、企業に行動規範を浸透させることができる。

リーダー自身の規範が振れていないかを常に自問自答し、モラルを念頭に置いた行動を取ることも忘れてはならない。
すべての社員が自企業の行動規範を理解して、きちんと日々の業務の中で実現されていれば、行動のベクトルが一致し、企業が強力に発展していくことだろう。

船場商法のエッセンスが詰まった和田亮介著『船場吹き寄せ』も参考にされたい。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 規範リーダーシップ
00: 00: 46 本日のテーマ
00: 00: 51 BCG戦略リーダーシップ
00: 03: 42 問題意識の確認
00: 10: 15 なぜ行動規範が重要なのか?
00: 10: 45 行動規範の重要性が増している
00: 11: 17 グローバル化、情報化の進展による副作用
00: 16: 03 ビジネスマンは高い倫理観を維持しにくい
00: 21: 36 そもそも人間の本質とは?
00: 29: 39 行動規範とはどのようなものか?
00: 30: 01 行動規範にもいろいろある
00: 33: 13 イメージの共有と浸透
00: 35: 07 言語化/数値化
00: 40: 30 行動から始める
00: 44: 56 船場商法
00: 51: 22 価値観/行動規範と幹部評価との連動
00: 56: 10 グローバル・エクセレント・カンパニーのビジョン・・・
00: 58: 31 本日のまとめ
講師紹介: 太田 直樹(おおたなおき)
株式会社ボストン コンサルティング グループ パートナー&マネージング・ディレクター
東京大学文学部卒。ロンドン大学経営学修士(MBA)。モニターカンパニーを経て現在に至る。ハイテク、情報通信、製造業を中心に、組織戦略策定・実行支援、企業ビジョン、事業開発、業務プロセス改革等のプロジェクトを数多く手掛けている。特に、グループ経営に関するプロジェクトの経験が豊富。

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  アシスタント:波多野里奈

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