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> BCG戦略リーダーシップ04

イノベーション・リーダーシップ


概要:
イノベーションは、日本人にとって関心の低い分野であると言われている。

しかし、イノベーションをめぐる環境はダイナミックに変化しており、
リーダーとしての判断を誤ることは企業の命運を左右する事態を招く。

既存企業のリーダーがイノベーションに関して考えなければならないポイントとは何か。
優秀な企業ほど陥りやすいといわれるイノベーションのジレンマの原因を解き明かし、それに対応するための方策を、事例を交えて解説する。

参考図書:「リーダーシップの旅 見えないものを見る」野田 智義、金井 壽宏著(光文社新書)

イノベーションは、
営業やマーケティングに比べて具体性に乏しく分かりにくいと思われているのか、日本人には関心の低い言葉である。

研究開発に莫大な投資をしていても、それが成果を生む確証はなくブラックボックス化してしまっているのが現状である。
しかし、イノベーションをめぐる環境は、
今日ダイナミックに変化しており、リーダーとしての舵取りを誤ることは企業の命取りになりかねない。
したがって、イノベーションにおいてもリーダーシップを発揮することは重要である。

どんなに優れた企業でも、破壊的イノベーションに駆逐されてしまうというのがイノベーションのジレンマである。

破壊的技術は多くの場合、新しいセグメントの消費者にこれまでにない価値を提供するが、既存事業より利益面で大きく見劣りする、既存事業と共食いを起こす、立ち上げるためには異なる文化や価値システムを必要とするなどの障害がある。
企業は、利益の高い既存技術に経営資源を集中する方が理にかなっているのである。

だからこそリーダーは、イノベーションの機会に目を光らせておくことが必要である。
顧客に提供する価値が過剰になっている時、業界の変化が起きやすい。
自身の事業の、バリューチェーンの中で、どの部分にイノベーションの機会があるかを考え、柔軟に対応しておかなければならない。

イノベーションが生まれた時、既存事業のバリューチェーンの中にそれを取り込むか、あるいは、スピンアウト組織を作って自身が破壊的能力の担い手になることで対応するのがよい。

ただし、市場ニーズが多様化し、的確なニーズの把握が難しくなっている今日では、
企業よりもユーザー自身がイノベーションの担い手になっているケースが増加している。
リーダーは、ユーザーの引き起こすイノベーションにも留意しなければならない。
この流れに対しては、ユーザーイノベーションを取り込み商品化する方法と、ユーザーによるイノベーション開発をサポートし、それを補完する商品を提供する方法がある。
一部の企業はユーザーや異業種企業などの知恵を結集することで自らのイノベーション創出を行っている。

このようにリーダーにとって、イノベーションとは身近なものであり、リーダーシップを発揮することが期待される分野である。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 イノベーションリーダーシップ
00: 00: 44 本日のテーマ
00: 00: 51 BCG戦略リーダーシップ
00: 03: 10 問題意識の確認
00: 07: 18 イノベーションのジレンマとコモディティ化
00: 07: 37 電話の誕生
00: 09: 53 ウエスタン・ユニオン社の経営者が無能だった・・・
00: 12: 05 イノベーションのジレンマ:典型的なケース
00: 15: 21 イノベーションのジレンマの例(1)
00: 16: 50 イノベーションのジレンマの例(2)
00: 19: 43 なぜ優れた経営者でもイノベーションの・・・
00: 22: 34 変化のシグナル:満足度過剰の顧客
00: 23: 38 既存企業の反撃戦略
00: 24: 57 既存企業は反撃できるか?(1)
00: 26: 37 既存企業は反撃できるか?(2)
00: 28: 02 既存企業は反撃できるか?(3)
00: 31: 12 パソコンのバリューチェーンにおける法則の作用
00: 34: 43 課題:ケータイの場合はどうか?
00: 35: 06 イノベーションのジレンマ:典型的なケース
00: 37: 48 魅力ある利益保存の法則
00: 40: 18 ケータイはどう変わるか?(1)
00: 41: 33 ケータイはどう変わるか?(2)
00: 44: 09 リードユーザーイノベーション
00: 44: 56 リードユーザーイノベーションの例
00: 49: 21 なぜリードユーザーイノベーションが起こるのか?
00: 51: 33 リードユーザーイノベーションへの企業の対応
00: 52: 49 外部技術を活用する“Connect + ・・・
00: 56: 12 外部技術の導入により、研究開発・・・
00: 57: 41 VIAを活用して異業種の技術を活用
00: 59: 17 本日のまとめ
講師紹介: 太田 直樹(おおたなおき)
株式会社ボストン コンサルティング グループ パートナー&マネージング・ディレクター
東京大学文学部卒。ロンドン大学経営学修士(MBA)。モニターカンパニーを経て現在に至る。ハイテク、情報通信、製造業を中心に、組織戦略策定・実行支援、企業ビジョン、事業開発、業務プロセス改革等のプロジェクトを数多く手掛けている。特に、グループ経営に関するプロジェクトの経験が豊富。

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  アシスタント:波多野里奈

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