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> 大前研一アワー216

【向研会】
ロシア経済


概要:
プーチン政権の下で変貌を遂げた、ロシア経済の現状を伝える。

原油価格の上昇によって経済危機を乗り越えたロシアは好景気を持続。財政状況が大幅に改善し、債務国から脱却した。
近年は、日ロ貿易も拡大。CISの枠組みは形骸化し、EUとの関係が重要になっている。
また、経済の中心である「欧州ロシア」と、「シベリア」「極東」の地域差の現状や、豊かな層と貧困層の格差の広がりなど、新しいロシアの横顔を紹介する。

ロシア経済の現状を伝える。

エリツィン政権の地方分権政策によって混乱を来たしていたロシアだが、プーチン政権の下で中央集権化を進めた結果、社会は安定を見せている。
原油価格の上昇によって経済危機を乗り越え、経済面でも好景気を持続。
資源輸出を中心とした貿易黒字が伸び、政府の財政状況が大幅に改善、債務国から脱却した。
ひとりあたりGDPは、BRICsの中でも最も高い。ただし、ここ10年で、豊かな層と貧困層の格差はかなり開いている。

日ロ貿易は近年拡大しており、2006年には輸出が輸入をはじめて上回った。
「日本のことを無条件に好きな国は、トルコとインドとロシア。ところが、日本はロシアのことが嫌いだという、おもしろい現象が見られる」と大前氏は指摘する。
また、ロシアとCIS諸国の域内貿易比率は大幅に低下しており、CISの枠組みは形骸化。ロシアとEUの関係が大きくなっている。

また、地域別に見ると、経済の中心である「欧州ロシア」、資源を産出する「シベリア」、低開発地域の「極東」の3つのブロックに分かれ、自治体別の所得格差も大きくなっている。
欧米や日韓の自動車、家電メーカーの進出や、大学や研究開発拠点が集中しているのも、すべて西側なのだ。
アメリカのボーイング社など、その優れた軍事、航空関連技術に目をつけた欧米の宇宙・航空機企業が、ロシア企業との提携や人材の取り込みもはじめている。
消費財においても、外資系企業が存在感を増しており、たとえば自動車では、特に高価格帯で日系メーカーの車が強い。

「我々がイメージする古いロシアはもう存在しない。新しいロシアを勉強しなければいけない」と大前氏は説くのだ。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 ロシア経済
00: 00: 53 1.ロシアの行政機構1
00: 04: 54 1.ロシアの行政機構2
00: 06: 28 1.ロシアの行政機構3
00: 09: 26 2.ロシアのマクロ経済1
00: 12: 05 2.ロシアのマクロ経済2
00: 12: 53 2.ロシアのマクロ経済3
00: 14: 52 2.ロシアのマクロ経済4
00: 15: 43 2.ロシアのマクロ経済5
00: 16: 46 3.ロシアの対外経済1
00: 18: 43 3.ロシアの対外経済2
00: 19: 59 3.ロシアの対外経済(日露貿易)1
00: 25: 48 3.ロシアの対外経済(日露貿易)2
00: 26: 11 3.ロシアの対外経済3
00: 26: 58 3.ロシアの対外経済4
00: 28: 36 3.ロシアの対外経済(CIS)1
00: 31: 12 3.ロシアの対外経済(CIS)2
00: 31: 45 3.ロシアの対外経済(CIS)3
00: 34: 29 4.ロシアの地域経済1
00: 36: 12 4.ロシアの地域経済2
00: 36: 51 4.ロシアの地域経済3
00: 38: 16 4.ロシアの地域経済4
00: 38: 46 4.ロシアの地域経済5
00: 39: 59 4.ロシアの地域経済6
00: 40: 41 4.ロシアの地域経済7
00: 40: 55 4.ロシアの地域経済8
00: 43: 03 4.ロシアの地域経済9
00: 44: 10 5.ロシアの企業・産業(株式市場)
00: 45: 16 5.ロシアの企業・産業(エネルギー)
00: 45: 51 5.ロシアの企業・産業(小売)
00: 46: 51 5.ロシアの企業・産業(軍事・宇宙・航空)
00: 49: 35 5.ロシアの企業・産業(国策事業)
00: 50: 31 5.ロシアの企業・産業(ロシア企業の海外進出)
00: 50: 57 5.ロシアの企業・産業
00: 51: 26 5.ロシアの企業・産業(消費財業界と・・1
00: 52: 03 5.ロシアの企業・産業(消費財業界と・・2
00: 52: 37 6.生活・消費動向1
00: 53: 02 6.生活・消費動向2
00: 54: 36 6.生活・消費動向3
00: 55: 23 6.生活・消費動向4
00: 56: 02 6.生活・消費動向5
00: 56: 15 人物1
00: 57: 17 人物2
00: 57: 37 ポスト・プーチン
講師紹介: 大前 研一(おおまえけんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼージャパン会長を経て現職。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院政策学部教授、オーストラリアのボンド大学の客員教授でもある。著書多数。

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