変革をリードするロードマップは、6ステップ。
①変革の論拠―なぜ今なのか?
②魅力的なビジョン
③変革へのアプローチ
④変革の実行計画
⑤誰から、どのようにして支援を受けるか
⑥確実にフォロースルーする方法
である。第1ステップが最も重要であり、ここが稚拙だと次のステップも上手く行かない。
逆に、第1ステップが良ければ、相乗効果でスパイラルアップしていく可能性が高い。
今回の講義では、①と②について解説する。
変革の論拠は、短く、簡潔な言葉で、説得力がなければならない。
①信憑性があり、何が問題なのか分かるか
②現状への不満があるか
③変革が急務との認識があるか
が、A4で1枚の量でまとめられていることが目安である。
何よりも説得力のある変革の論拠を作ることが大切である。
変革の論拠がないと、惰性が変革を殺してしまうからである。
なぜ、変革の論理が必要か?それは、組織が変革の必要性を認められないからである。
企業は、効率的・戦略的に動きたいと考えている。その為、物事を選択して何かに集中することになる。
それが自社の行っている事に集中するあまり、全体像が見えなくなる弊害を生む。
また、物事の動き方に関するメンタルマップを持っており、過去の成功体験に固執してしまうからである。
次に、魅力的なビジョンとは、自社が今後どちらの方向に向かっていくのか明確に示す事である。
抽象的では何をしていいのか分からず実行に繋がらない為、具体的でなければならない。
魅力的なビジョンの要素は4つある。
①何を伝えるのか
②合理的な要素:納得が行くか
③感情的な要素:エキサイトしているか、コミットしたくなるか、オーナーシップを取るか
④政治的な要素:利害関係者にとっても納得が行くか
である。
最後に、ビジョンを策定する際は、ミッション・バリューも同時に考えなくてはならない。