グローバルビジネスで戦える人材になるためのヒント"The Essence of BBT"
ワーク・フェミニン、ワーク・スマート

アントレプレナーライブ176

ゲスト:岩崎裕美子氏(株式会社ランクアップ 代表取締役)

 

■女性が一生活躍できる会社を
女性の社会進出が進み、男女差なく活躍できる社会になりつつある一方で、結婚、出産を経て働き方が違ってしまう実態がいまだにある。「女性が一生活躍できる会社をつくろう」、そんな思いを込めて株式会社ランクアップは誕生した。代表取締役の岩崎裕美子氏は、元広告代理店取締役時代、全てを仕事に注ぎ込む生活だったが、気が付けば社員の離職率100%という窮地に陥っていた。夢も目標もなかった社風に限界を感じ、2005年、マナラ化粧品の開発・通信販売会社を設立。驚異的な成長率とこんにちまでの歩みを伺う。

 

■ランクアップの商品戦略
ランクアップは、設立10年、社員45人の会社だか、主に2点のことで多くのメディアに取り上げられている。主力商品「ホットクレンジングゲル」の実力と、ほぼ残業なしの働き方で実績を上げていることだ。この二つを可能にするために、まず徹底して商品の差別化を行った。中心となるクレンジングは、グリセリン等の成分による温感作用があること、内容はほぼ美容成分で構成、ゲル状にしたことで汚れを絡み取るといった特徴を持たせた。広告文は「洗浄成分ゼロ」「毛穴の黒ずみすっきり」と、分かりやすい2文だけ、累計販売は600万を突破した。

 

■労働環境の徹底
社員の労働環境も徹底させた。定時退社を順守、業務の仕分けとシステム化、配送等はアウトソーシングを活用した。休暇制度も充実しており、20名いるワーキングマザーにも働きやすい職場を提供している。2013年には東京都ワークライフバランス認定企業の育児・介護休業制度充実部門に、業界初として選ばれた。2015年は75億円の売上を達成し、8年連続でモンドセレクション受賞と、快進撃は今も続いている。

 

■ランクアップの変革
ランクアップには一時期暗黒時代もあったと、事業部マネジャーの西岡愛氏は振り返る。ワンマン社長の影に、社員の表情には覇気がない。会社の方向性が見えず、やりがいが見いだせなかったのだ。コンサルタントの助言を受け、岩崎氏は改めて会社の価値観である「挑戦」を発表、理念を根付かせるために研修を繰り返し行った。既存の風土を変えるために新卒も採用し、社内は風通しのよい職場へと変わっていった。

 

■自分が変われば未来が見える
現在は化粧品による女性のサポートだが、今後はベビーシッターや介護等、生き方そのものをバックアップする事業を考えている。座右の銘は「過去と他人は変えられない。自分と未来は変えられる」、自分がどうしたいかを考えて、そこへ向かっていけば後悔はない。人を変えようとせず自分が変われば未来が見えるということだと、講師は言う。最後に、起業で悩んでいる人は多いと思うが、思い切りと度胸が一番と、岩崎氏はアドバイスを残した。

 


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